開発組織が直面していたAI投資の課題
atama plus株式会社は、AIを活用した学習システム「atama+」を中心に教育事業を展開しています。特に新規事業チームでは、エンタープライズ顧客を抱え、スピードと品質を両立させながらAIを駆使した開発を進めていました。
しかし、AI活用が開発の中心となる中で、「AIへの投資が適切なのか」「どれほどの効果を生んでいるのか」を客観的に測る指標がなく、コスト管理と開発の生産性を結びつけて捉えられないという課題に直面していました。具体的には、AIコーディングツールへの投資額の適正値が不明なまま予算を組み、効果を測る指標が定まっていなかったこと、そして投資(コスト)と生産性(アウトプット)を突合し、AI活用による投資対効果を定量的に可視化する手段がないことが挙げられていました。
「supateam」導入で実現した劇的な成果
これらの課題に対し、atama plusはAI駆動開発プラットフォーム「supateam」を導入。開発データを集計・可視化することで、コスト(インプット)とアウトプットを突合できる状態を実現し、AI活用の成果と投資対効果を定量的に把握できるようになりました。その結果、次のような驚くべき成果が生まれています。
1. エンジニア1人あたりのPR数が約7倍に
AI活用による開発データの可視化を通じて、AI本格導入前の新規事業立ち上げ期と比較して、エンジニア1人あたりのPR(プルリクエスト:コード変更を提案し、レビューを求めるプロセス)数が約7倍に増加したことが明らかになりました。わずか6名のチームで、全社の開発アウトプットの約3割を生み出すという驚異的な生産性を実現しています。
2. AIが人件費換算で5〜7名分のアウトプットを創出
コスト(AIツール利用料など)とPRマージ数(承認・統合されたプルリクエストの数)などのアウトプットを突合し、「AIがなければ何名分の人件費が必要だったか」を試算したところ、実数値で5〜7名分に相当するアウトプットをAIが生み出していることが判明しました。
3. AI投資対効果の定量的な説明が可能に
トークン消費(AIが処理したデータ量)やPRマージ数、AI提案の受入率などを「supateam」経由で取得し、組織図と突合して全体・組織・個人の階層で可視化。コストと対比できるダッシュボードが整備されたことで、AI投資の効果を経営陣に数値ベースで説明できるようになり、今後の積極的な投資判断の土台が整いました。
atama plusからのコメント
atama plusでは、新規事業の立ち上げを機に、AIが高速かつ安全に開発を進められる設計と仕組みづくりに本格的に取り組んできました。AIを活用しやすいアーキテクチャに加え、AI自身が仕様の更新漏れや不具合を自動で検知する仕組みなども整備する中で、エンジニアのスループット(処理能力)は過去の新規事業立ち上げ期と比べて約7倍に向上。投資対効果を測りづらかったAI活用も、成果を数値で語れるようになってきたと実感しているとのことです。その計測と意思決定には、「supateam」で収集したデータが活用されています。
「supateam」担当者コメント
supa, inc.の担当者は、サービス初期からPoC(概念実証)を共にしてきたatama plusの事例を公開できることを喜び、atama plusがAIツール導入だけでなく、ドメインの境界設計やドキュメント整備、品質保証の仕組みまで含めてAIを活用しやすい開発環境を構築していた点に感銘を受けたと述べています。AI投資の効果を感覚だけでなく数字で振り返り、次の意思決定につなげる取り組みに貢献できたことを嬉しく思っているとのことです。
「supateam」とは
「supateam」は、AI開発のコスト・品質・リスクを可視化し、改善アクションまでつなげるAI駆動開発プラットフォームです。GitHubやJira、Claudeなどの開発データを一つの基盤に集約し、PR単位のAIコスト分析から、レビュー指摘のルール化、改善アクションの通知までを一連の流れで提供します。
サービスサイト: https://supateam.com/ お問い合わせ: https://supateam.com/
supa, inc. 概要

supa, inc.は「日本のデジタル赤字を減らす」をミッションに掲げ、Rubyコミッターである田中和希氏を中心にスタートアップCTO/CEOが集結した技術経営者集団です。エラー監視やメール配信ツールを安価でAIネイティブなプロダクト群(supa apps)として提供しています。その一つであるAI駆動開発プラットフォーム「supateam」は、FDE(Forward Deployed Engineer:顧客の開発現場に深く入り込んで支援するエンジニア)としての並走を含め、30社以上のAI駆動開発を支援してきました。今後は国産ソフトウェアとしての強みを活かし、政府機関や規制産業への提供も目指しています。
-
会社名:supa株式会社 / supa, inc.
-
代表取締役CEO:田中 和希
-
設立:2026年3月
-
所在地:〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1-10-11 フジワラビルディング 2F
-
事業内容: 「日本のデジタル赤字を減らす」ための国産ソフトウェアの開発
-
Webサイト: https://supa.co.jp/
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。
※ 内容はリリースにより異なります。