半数以上が長期休暇を取得するも、約4割は「夏休みなし」
まず、今年の夏に3日以上の長期休暇を取得した、または取得する予定の人は61.8%と半数を超えました。しかし、約4割のビジネスパーソンは夏の長期休暇を取得しないと回答しており、まとまった休みが取れない人も少なくないことがわかります。

休暇中も仕事から離れられない「隠れ仕事」が1割超
長期休暇を取得した人のうち、88.4%は「完全にオフにできた(できそう)」または「ほぼオフにできた(できそう)」と回答し、多くの人が休暇を楽しめているようです。しかし、約1割(11.6%)の人は、長期休暇中も仕事から完全に離れられない「隠れ仕事」をしている実態が明らかになりました。

休暇中に仕事から離れられなかった人たちの具体的な行動を見ると、「仕事のメールやチャット(Slack・Teamsなど)の確認」が52.7%で最も多く、次いで「業務(課題や休み明けのタスクなど)について考える」が43.0%、「急ぎの電話やメッセージへの対応」が26.9%と続いています。これは、昨今話題になることが多い「つながらない権利」が形骸化している可能性を示唆する結果ともいえるでしょう。

「隠れ仕事」の背景に休み明けの業務量不安と人手不足
なぜ、せっかくの休暇中に仕事から離れられないのでしょうか。その理由として最も多かったのは「休み明けの業務量が不安だから」(47.3%)でした。次に「自分が対応しないと業務が滞る(代替要員がいない)から」が41.9%と続き、人手不足やバックアップ体制の不備が背景にあることがうかがえます。

長期休暇はキャリアを考える重要なきっかけに
一方で、長期休暇は多くのビジネスパーソンにとって、自身のキャリアを見つめ直す貴重な機会となっています。調査では、85.2%もの人が夏の長期休暇を「働き方や今後のキャリアについて考えるきっかけになる」と回答しました。

実際に、「久しぶりに友人と会って転職を意識した」(30代・女性・接客販売)や「キャリアの棚卸しを実施できた」(40代・男性・企画マーケティング)といった声が寄せられています。また、「家族旅行中、業務の連絡が来て全然旅行に集中できなかった」(40代・男性・建築土木)や「夏季休暇でも体力を回復しきれなかったため、働き方を考えることにした」(20代・男性・製造)など、休暇中の仕事対応や休暇制度への不満が、そのまま転職やキャリア再考のトリガーとなっているケースも多いようです。
企業に求められる「安心して休める環境」の整備
今回の調査結果は、単に休暇を付与するだけでなく、従業員が心からリフレッシュできる環境を整えることの重要性を浮き彫りにしています。企業が従業員のエンゲージメントを高め、優秀な人材の流出を防ぐためには、「バックアップ体制の構築」や「つながらない権利の保障」など、安心して休める職場環境を整備することが不可欠であると言えるでしょう。
調査概要
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調査内容:働く人の夏休みに関する実態調査
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調査機関:自社調査
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調査対象:株式会社ワークポートを利用している全国のビジネスパーソン(20代~40代・男女)
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有効回答:306人
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調査期間:2026年8月13日~8月20日
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調査方法:インターネット調査
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