日本の乳酸モニタリング機器市場が急成長!2035年には2,173万米ドル規模へ
医療からスポーツ、フィットネスまで、私たちの健康管理に欠かせない技術として注目されているのが「乳酸モニタリング機器」です。Research Nester Inc.が実施した最新の市場調査によると、日本の乳酸モニタリング機器市場は、2025年の930万米ドルから2035年末には2,173万米ドルにまで拡大する見込みです。2026年から2035年までの予測期間における年平均成長率(CAGR)は8.5%と、その成長ぶりは目覚ましいものがあります。

なぜ今、乳酸モニタリング機器が注目されているのか?
この市場の成長を後押ししているのは、主に以下の要因です。
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ポイントオブケア検査(POCT)の普及拡大: 医療現場や自宅など、患者さんの近くで手軽に検査ができるPOCTの需要が高まっています。
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携帯型かつ迅速な診断ソリューションへのニーズ: どこでもすぐに結果がわかる機器が求められています。
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スポーツ・フィットネス分野での利用拡大: アスリートのコンディショニングやトレーニング効果の測定に乳酸値が活用されています。
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ウェアラブル・バイオセンサー技術の進化: 身につけるだけで継続的にデータを測定できる技術が発展しています。
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重症患者ケアでの重要性: ICU(集中治療室)などでの乳酸測定が、患者さんの状態を把握する上でますます重要になっています。
2023年2月には、慶應義塾大学とGrace Imagingが、汗中の乳酸をモニタリングするセンサーの臨床試験で良好な結果を報告しました。これは、心血管疾患患者の運動中の乳酸値を継続的に追跡することに成功した事例で、市場の成長に大きな期待を寄せるものです。
最新の技術革新と市場を牽引する製品
市場の企業では、技術革新が活発に進められています。
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PHCbiの「LiCellGrow™」: 2026年3月に発売されたこの細胞増殖システムは、インライン・モニタリング技術によりグルコースや乳酸濃度を連続的に測定し、リアルタイムで培養条件を自動調整できます。
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Grace Imaging社の汗中乳酸センサー: 2024年10月には、東京都の「令和6年度トライアル発注認定事業」に選定されました。運動中の汗に含まれる乳酸濃度を測定・可視化するこの技術は、今後の普及が期待されます。
特に、市場の大部分を占めると予測されているのが「電池式乳酸測定器」です。2035年には、製品セグメントの84.5%を占める見込みで、スポーツ科学やアスリートのコンディショニング、持久力トレーニング中の現場での生理学的評価に対するニーズの高まりが、このセグメントを牽引しています。
イノベーションの中心地「東京」
日本の乳酸モニタリング機器市場において、東京は予測期間中に著しい成長を遂げると見込まれています。これは、スポーツ科学、医学研究、バイオテクノロジー、ヘルスケア分野におけるイノベーション活動が活発で、テクノロジー企業、学術機関、スポーツ団体、医療提供者間の連携が密接だからです。
例えば、2023年7月には東京理科大学の研究チームが、運動中の汗に含まれる乳酸を連続測定できるウェアラブル・マイクロ流体センサーを開発しました。このセンサーは、気泡による測定値への悪影響を防ぐ仕組みを備え、約2時間にわたって信頼性の高い性能を発揮したとのことです。
また、予防医療や個別化医療への関心の高まりに加え、小型かつデジタル技術を活用したモニタリング・ソリューションの技術革新も、東京が市場開発の最前線にいる理由です。2025年12月には、国際法曹協会(IBA)が、日本がAIおよびデジタルヘルスに関する規制の枠組みを整備していると発表しました。SaMD(プログラム医療機器)向けの「DASH」制度や「AI事業者ガイドライン」などが、市場の成長に良い影響をもたらしていると指摘されています。
主要プレーヤー
日本の乳酸モニタリング機器市場における主要プレーヤーは以下の通りです。
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ARKRAY, Inc.
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Grace Imaging, Inc.
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Roche Diagnostics KK
詳細情報はこちら
Research Nesterによる市場調査レポートの詳細は、以下のリンクから確認できます。
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