株式会社サンヴィレッジ(本部:東京都千代田区、代表取締役 三村 挑嗣)は、株式会社フジ発電(本社:宮城県仙台市、代表取締役 門脇 基)が宮城県大崎市に保有する太陽光発電所を対象に、アグリゲーション事業を2026年9月より開始しました。FIT制度からFIP制度への転換に伴う取り組みで、経済産業省が推進する再生可能エネルギーのFIP制度への移行を、両社が連携して進めます。
サンヴィレッジは、発電された電気と環境価値を一体で取得します。買取価格は、FIP基準価格に一定額を上乗せした固定価格です。この価格で長期にわたって買い取ることで、フジ発電の安定的な事業運営を支援します。
FIP移行で生まれる課題に、長期固定価格買取で対応
政府は、再生可能エネルギーを主力電源とし、電力市場に統合していくため、FIT制度からFIP制度への移行を進めています。FIPに転換すると、今後の優先給電ルールの見直しに伴い、出力制御が抑えられることが期待されます。その一方で、卸電力市場の価格変動や発電量予測、インバランス管理などへの対応が課題となります。
両社はこうした課題に向けて、FIP転換と長期固定価格買取を組み合わせました。この仕組みにより、発電事業者の収益を安定させ、再生可能エネルギーを有効に活用することを目指します。
対象となる発電所の概要
- 発電所名:株式会社フジ発電太陽光発電所
- 発電事業者:株式会社フジ発電
- 所在地:宮城県大崎市岩出山
- 太陽光パネル容量:1,188.70kW
- PCS定格出力:1,000kW
- 年間想定発電量:約109万kWh
- FIP電力受給開始:2026年9月
市場変動リスクの軽減と、アグリゲーション業務の一括対応
FIP制度への転換によって、優先給電ルールの見直しに伴う出力制御の抑制と、発電機会の拡大を目指します。サンヴィレッジは、フジ発電が発電した電気と環境価値を一体で取得し、FIP基準価格に一定額を上乗せした長期固定価格で買い取ります。これにより、市場価格の変動リスクを軽減し、発電事業者の収益安定化を図ります。
FIP制度で必要となるアグリゲーション業務も、サンヴィレッジが一括して担います。具体的には、発電量の予測、発電販売計画の作成・提出、インバランス管理などです。取得した電気は卸電力市場を通じて売電し、あわせて非化石価値の有効活用も進めます。これらを通じて、発電事業者の収益性向上と、再生可能エネルギーの電力市場への統合を促進するとしています。
全国展開と蓄電池の併設で、収益機会の多角化へ
サンヴィレッジは今回の事業をモデルケースと位置づけています。今後は、既設のFIT太陽光発電所を対象としたFIP転換支援とアグリゲーション事業を、全国で積極的に拡大していく方針です。さらに、FIP転換した太陽光発電所への蓄電池の併設も推進します。日中に発電した電力を蓄電池に貯蔵し、電力需要の高い時間帯に放電する「タイムシフト」によって、出力制御の抑制と売電収益の最大化を目指します。
また、蓄電池が持つ柔軟な充放電能力を生かし、卸電力市場、需給調整市場、容量市場の3市場を活用した事業展開を視野に入れ、電力の市場取引に加えて、電力系統の需給バランス調整や供給力の提供など、収益機会の多角化を図ります。
今後は、太陽光発電と蓄電池を組み合わせた高度な制御・運用技術の確立を進め、分散電源のアグリゲーション事業を拡大していく考えです。FIP転換の支援から蓄電池の導入、電力市場での運用までを一体的に提供することで、発電事業者の収益性向上と電力系統の安定化を両立させます。同社はこれにより、再生可能エネルギーの主力電源化と脱炭素社会の実現に貢献するとしています。
会社概要
株式会社フジ発電は、宮城県仙台市青葉区本町2丁目6-29-903に所在し、代表取締役は門脇 基氏です。電気工事の設計・施工・請負、および自然エネルギーや再生可能エネルギーによる発電事業を手がけています。
株式会社サンヴィレッジは、東京都千代田区大手町1丁目5-1 大手町ファーストスクエア ウエストタワー2階に本部を置き、代表取締役は三村 挑嗣氏です。太陽光発電所や系統用蓄電所の開発と、再生可能エネルギー事業を展開しています。
出典:株式会社サンヴィレッジ
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