コンパクトな「空飛ぶクルマ」の開発・製造・販売を手がける株式会社SkyDrive(本社:愛知県豊田市、代表取締役CEO 福澤知浩)は、片山さつき財務大臣が山口県山口市にある同社の飛行試験場を視察したと発表しました。視察では試験飛行が確認され、商用化に向けた意見交換も行われました。

国の成長戦略で重要技術に位置づけられる「空飛ぶクルマ」
2026年7月に閣議決定された政府の「日本成長戦略」では、「空飛ぶクルマ」が国家の重要投資分野「戦略17分野(航空・宇宙)」の主要技術とされています。
国土交通省(令和8年3月付)によると、「空飛ぶクルマ」とは、電動化や自動化といった航空技術、垂直離着陸などの運航形態によって実現する、利用しやすく持続可能な次世代の空の移動手段です。海外では、Advanced Air Mobility(AAM)やUrban Air Mobility(UAM)と呼ばれています。

「SKYDRIVE」の飛行を見学し、静音性と小回り性能に感想
片山財務大臣は、「SKYDRIVE(SkyDrive式SD-05型)」の飛行を見学しました。機体の特長である静音性と、高度な制御による小回り性能について、「静かですね」「方向転換が早いですね」との感想を述べています。
また、製造パートナーであるスズキ株式会社からは、代表取締役副社長の石井直己氏と、専務役員・電池開発本部長の神代英俊氏が、今後の製造計画や海外での事業展開について説明を行いました。
今回の飛行実績
- 運航形態:パイロットは搭乗せず、自動制御とリモート操縦で運航
- 飛行距離:2.2km
- 飛行時間:約6分
- 最高飛行速度:時速78km
- 最高飛行高度:30m
SkyDriveは、デモフライトを実際に見てもらい、安全性や今後の事業展開を直接説明できたことが、商用化に向けた大きな励みになったとしています。今後も政府と緊密に連携し、安全で利便性の高い「空飛ぶクルマ」の社会実装を進めていく方針です。

2028年のサービス開始に向けて
SkyDriveは2018年7月に設立されました。「100年に一度のモビリティ革命を牽引する」をミッションに掲げ、「日常の移動に空を活用する」未来の実現を目指しています。愛知県豊田市を主拠点として「空飛ぶクルマ」の開発を進め、静岡県磐田市のスズキグループ工場で製造を開始しています。
官民協議会の構成員として制度設計にも関わっており、2020年には日本初となる公開有人飛行試験に成功しました。2025年の大阪・関西万博でのデモフライトを経て、現在は2028年のサービス開始に向けた取り組みを加速させています。
出典:株式会社SkyDrive
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