プレスリリースの「写真リクエスト」対応術|記者から追加素材を求められたときの動き方

プレスリリースの「写真リクエスト」対応術|記者から追加素材を求められたときの動き方

プレスリリースを配信したあと、メディアの記者から突然「〇〇の写真素材はありませんか?」と問い合わせが来たことはありませんか?

実はこれ、広報担当者にとって「記事掲載の確率が90%を超える」超特大のチャンスなのです。
しかし、ここで対応を間違えると、せっかくの掲載話が立ち消えになってしまうことも少なくありません。

本記事では、現役メディア目線から「記者がなぜ追加の写真を求めるのか?」そして「どう動けば掲載枠を勝ち取れるのか?」を、最新トレンドを交えてわかりやすく解説します。

記者が「追加の写真」を求めてくる3つの理由

そもそも、リリース内に写真を入れているのになぜ追加で求められるのでしょうか?
現役記者の裏側には、大きく分けて3つの事情があります。

1. 解像度が足りない

Webなら使えても、紙面(新聞・雑誌)の印刷用には画質(解像度)が足りないケースです。記者は常に「高画質の元データ」を探しています。

2. 切り口を変えたい

他のメディアと同じ写真を使うのを嫌い、「自社だけの独自アングル」で記事を作りたいと考えています。

3. サムネイル映え

Webメディアの場合、クリック率を左右する「アイキャッチ画像」として、より人物の表情がわかるものや、シズル感のあるものを求めています。

パソコンで写真素材を確認する記者のイメージ

メディアが喜ぶ!すぐ送るべき写真素材の条件

リクエストが来たら、「スピード」と「使いやすさ」が命です。
以下の条件を満たした素材をサッと提出できると、記者からの信頼度は爆上がりします。

用意しておきたい素材セット

  • 高解像度データ: 長辺3000ピクセル以上、1MB〜5MB程度のJPEGファイル。
  • 文字なし(ノンクレジット)画像: リリース用に文字を入れたものではなく、素材そのままの画像。
  • ヨコ型・タテ型の両方: WebのPC表示用(ヨコ)と、スマホ表示用(タテ)の両パターン。
  • 人物が入った「生きた」写真: 商品だけの宣伝写真より、実際に使っている様子や開発者の顔が見える写真。
スマートフォンで最新トレンドをチェックする様子

【最新トレンド】縦型動画・ショート素材の需要急増

2026年現在、広報とメディアの関係において無視できないトレンドがあります。
それは、Webメディアやニュースアプリが「TikTok」や「YouTube Shorts」等の縦型ショート動画枠を強化していることです。

写真リクエストのついでに、「もし縦型の短い動画素材があればいただけますか?」と聞かれるケースが急増しています。

💡 トレンド対応の提案

プレスリリース用の写真を撮影する際、スマホで15秒〜30秒の簡単な「縦型動画(作業風景、商品の動きなど)」も一緒に撮っておきましょう。
プロ品質の編集は不要です。「加工前の生の動画素材」をメディア側に渡すだけで、SNS枠での取り上げ確率がグッと上がります。

絶対NG!記者の熱が冷めてしまう3つの行動

せっかくのリクエストを台無しにしてしまう、よくある失敗例です。
記者は常に締め切りに追われているため、以下の対応は避けましょう。

  1. NG レスポンスが遅い(翌日以降の返信): 数時間後には別のニュースに枠を奪われてしまいます。素材が手元になくても、「〇時までに探して送ります」と即答しましょう。
  2. NG PDFやWordに画像を貼り付けて送る: 記者が画像を抽出する手間がかかります。必ずJPEGやPNGなどの「画像ファイル」で、ダウンロードリンク(クラウドストレージなど)で送りましょう。
  3. NG 透かし(ウォーターマーク)入りの写真を送る: 報道メディアは宣伝用のロゴ入り写真を嫌います。素のままの写真を提供してください。

まとめ|事前準備が掲載の鍵を握る

記者からの写真リクエストは、「あなたの情報に価値を見出した」という明確なサインです。

いざという時に慌てないよう、リリース配信前には「別アングルの写真」「高画質データ」「縦型動画素材」をあらかじめクラウドフォルダにまとめておくのが、デキる広報の鉄則です。

メディアが使いやすい「素材(1次情報)」をスムーズに提供し、掲載のチャンスを確実にモノにしましょう!

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