2035年には7,700万米ドル規模へ!日本の藻類タンパク質市場が急成長の兆し
Research Nester Inc.の最新調査により、日本の藻類タンパク質市場が2026年から2035年の間に年平均成長率(CAGR)4.86%で拡大し、2035年末までに7,700万米ドルに達すると予測されています。
2025年には4,783万米ドルを超え、2026年には5,017万米ドルに達すると見込まれており、健康志向の高まりや食品業界の変化がこの成長を強力に後押ししています。
なぜ藻類タンパク質が注目されるのか?
この市場の成長を牽引しているのは、食品業界における新しいタンパク質源への需要、消費者の健康への関心の高まり、政府による支援、そして技術革新です。
特に日本の食品加工業界では、健康食品や清涼飲料の分野が成長を続けており、藻類タンパク質はこれらの製品への応用が期待されています。
持続可能な食料源としても注目されており、環境意識の高い消費者からの支持も集めているでしょう。
市場を牽引する「淡水藻類」と「東京」の存在
市場のセグメンテーションを見ると、予測期間終了までに「淡水藻類」が全体の69.4%という最大のシェアを占めると見られています。
これは、国内で長年親しまれてきたクロレラやスピルリナといった淡水藻類に対する消費者の馴染み深さが背景にあります。
国内生産によるトレーサビリティ(生産から消費までの追跡可能性)や品質保証の確保、確立されたサプライチェーン、そして風味の汎用性の高さが、その優位性をさらに強固にしています。
地域別では、東京が市場を牽引する拠点となる見込みです。健康志向の都市型フレキシタリアン(柔軟な菜食主義者)が多いこと、小売やインフラが充実していること、そしてサーキュラーエコノミー(循環型経済)やサステナビリティへの意識が高いことがその理由です。
2023年8月のデータでは、植物性タンパク質原料産業が452億円に達し、植物性代替肉産業も拡大傾向にあることが示されており、東京の市場には大きな成長機会があると言えるでしょう。
企業動向:ユーグレナやアルプロンが市場を活性化
日本の藻類タンパク質市場では、すでに活発な動きが見られます。
2026年6月には、ユーグレナが神鋼環境ソリューションの微細藻類事業ポートフォリオを取得しました。これにより、微細藻類「グラシリスEOD-1」の培養・原料事業やサプリメントブランド「Micarea」がユーグレナに引き継がれ、事業拡大が期待されます。
また、2026年3月にはアルプロンがホンダと提携し、画期的な微細藻類技術「DREAMO」を活用した粉末サプリメントを製品化しました。
これらの動きは、市場の多様化と競争の激化を示しており、今後のさらなる技術革新や新製品開発に注目が集まります。
藻類タンパク質の未来に期待
日本の藻類タンパク質市場は、健康志向の高まりや持続可能性への意識を背景に、今後も着実に成長していくことでしょう。
食品からサプリメントまで幅広い分野での応用が期待され、私たちの食生活に新たな選択肢をもたらす可能性を秘めています。
この注目の市場のさらなる発展に、今後も目が離せません。
本調査に関する詳細情報は、Research Nesterのウェブサイトで確認できます。
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