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ネットスターズとKaiaが提携!2.5億人ユーザーのブロックチェーンでアジアのステーブルコイン決済が日本に上陸

「StarPay-X」構想で決済の未来が変わる

ネットスターズの「StarPay-X」は、既存の決済インフラと、ブロックチェーン技術を活用したWeb3(ウェブスリー)やデジタル金融サービスを結びつける画期的な構想です。これまで培ってきた加盟店ネットワークや決済・精算のノウハウを土台に、ステーブルコインやウォレット(デジタル財布)などを連携させ、実店舗や国際的な決済で利用できる環境を構築することを目指しています。

この構想は、日本と世界のデジタル金融をつなぐ「決済ゲートウェイ」となることを目標としており、複数のブロックチェーン(マルチチェーン)、複数のデジタル財布(マルチウォレット)、そして複数のデジタル通貨(マルチコイン)に対応することで、多様な決済ニーズに応えていくとのことです。

Kaiaとの協業で広がるステーブルコイン決済

今回のMOUに基づき、ネットスターズとKaiaは以下の具体的な協業を進めます。

  1. Kaia上のステーブルコインを日本のリアル店舗決済へ ネットスターズの約70万拠点に及ぶ「StarPay」加盟店ネットワークを活用し、Kaiaを基盤とするステーブルコインによる店頭決済を推進します。加盟店への入金は日本円で行われる仕組みが検討されており、店舗側が直接ステーブルコインを保有することなく、新たな決済手段を受け入れられる環境を目指します。

  2. アジア各国通貨建てステーブルコインへの対応 両社は、韓国ウォン、香港ドル、台湾ドル、および東南アジア主要国の通貨に連動するステーブルコインへの対応可能性を検討します。これにより、訪日外国人観光客が自国通貨に連動するステーブルコインで支払い、加盟店が日本円で代金を受け取れる仕組みを構築し、インバウンド決済(訪日外国人による決済)における新たな選択肢を提供することを目指します。

  3. 交換・流動性・清算に関する技術連携 Kaiaとネットスターズは、複数の通貨建てステーブルコインの交換、流動性供給、加盟店への清算スキームについて共同で検証を行います。Kaiaエコシステムのオンチェーン外国為替オーケストレーション・レイヤー「Ratio」の活用も視野に入れています。

なぜ今、ステーブルコイン決済が注目されるのか

日本では、2023年6月に改正資金決済法が施行され、ステーブルコインに関する制度整備が進んでいます。これにより、円建てステーブルコインの発行・流通が本格化する一方で、日常の買い物で実際に利用できる場所はまだ限られており、リアル店舗での利用環境の整備が社会実装に向けた大きな課題となっていました。

ネットスターズは、この課題解決のため、複数のステーブルコイン決済をワンストップで導入・運用できる店舗向けサービス「Stablecoin Pay」を2026年7月に提供開始しています。羽田空港でのUSDC決済や、ローソンでの実店舗POSレジ連携の実証実験など、積極的に社会実装を牽引してきました。

一方、「Kaia」は、LINEの「Finschia」とKakaoの「Klaytn」というアジアを代表するブロックチェーンが統合して誕生した、EVM互換(イーサリアム仮想マシンと互換性がある技術規格)のパブリックブロックチェーンです。ネイティブUSDT(米ドル連動)に加え、日本円建ての「JPYC」、インドネシアルピア建ての「IDRX」など、アジア各国の法定通貨に連動するステーブルコインの実装を進めています。さらに、韓国ウォン建てのステーブルコインについても、主要金融機関との実証実験を基に技術設計案を公表するなど、アジアにおけるデジタル金融のハブとなることを目指しています。

今後の展開と両社のコメント

両社は今後、本MOUに基づき、技術面、制度面、事業面から実現可能性を検証していく予定です。まずは日本国内における利用環境の構築に向け、対象となるステーブルコイン、加盟店、提供方法、交換・清算スキームなどを具体的に検討していくとのことです。

Kaia DLT Foundationの議長であるSam Seo氏は、「日本の決済市場を支えてきたネットスターズ様と協業できることを大変嬉しく思います。今回の協業を一つの大きな一歩として、ステーブルコインが国や通貨の垣根を越えて日常的に利用される環境をつくってまいります。」とコメントしています。

また、株式会社ネットスターズの代表取締役社長CEO 李 剛氏は、「Kaiaが持つアジア最大級のユーザー・ステーブルコイン基盤と、ネットスターズが日本で築いてきた約70万拠点の加盟店ネットワークをつなぐことで、ステーブルコインを“保有するもの”から“日常で使うもの”へ変えていきたいと考えています。今回の協業は『StarPay-X』構想を具体化する重要な一歩です。」と、今回の提携への期待を語っています。

この提携が、日本とアジアの決済体験をどのように変えていくのか、今後の動向に注目が集まります。

参考情報

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