深刻化する保育人材の獲得競争
現在、多くの自治体が保育士確保のために給与加算や家賃補助、就職フェアなどの施策を進めています。しかし、18歳人口や短大進学者の減少により、保育士養成校への進学者も減少傾向にあります。このままでは、保育現場に送り出される新たな人材がさらに減ることが懸念されています。
これまで、限られた有資格者をめぐる採用競争は「園間の奪い合い」でしたが、今や「自治体間の奪い合い」へと広がっています。さらに、高額な紹介手数料が保育施設の経営を圧迫するという問題も発生しています。
有資格者の確保だけに注力していては、新たな保育士は増えず、人材確保は近い将来、限界を迎えるでしょう。採用施策の強化に加え、地域で新たな保育士を育てる仕組みが求められています。

「保育人材確保プラットフォーム」とは?
キャリアフィールド株式会社が自治体や地域の保育団体と連携して進めているのが、この「保育人材確保プラットフォーム」という仕組みです。公的なリソースを活用した情報発信や資格取得支援を通じて、「地域で人材を育成し、循環させる仕組み」を全国各地で共創しています。
このプラットフォームには、主に3つの特徴があります。

1. 自治体はゼロ予算で実行可能
この仕組みは、自治体が新たな予算を投じることなく実行できる点が大きなポイントです。既存の施策との相乗効果を図りながら、地域ごとの特性に合わせてカスタマイズされ、持続可能な保育人材確保の仕組みを構築していきます。
2. 地域で働く無資格者を保育士へ育成
保育に関心のある地域住民に対し、アプローチから就労、そして資格取得までを一貫して支援します。これにより、地元で保育士として活躍する道が拓かれます。
3. 保育施設の費用負担を抑制
助成金を活用した取り組みにより、保育施設のコストメリットは非常に大きくなります。また、保育士を目指す職員にとっても、就労時間内に学べるため、負担の少ない設計となっています。
今後の展望
この協定を通じて、大東市内の保育人材確保に貢献するだけでなく、同様の課題を抱える全国の自治体や保育関係団体との連携をさらに拡大していく方針です。限られた有資格者を奪い合うのではなく、「地域で新たな保育士を育てる」という考え方を軸とした「保育人材確保プラットフォーム」の構築が、全国の自治体へと広がっていくことが期待されます。
キャリアフィールド株式会社について

キャリアフィールド株式会社は、2005年の設立以来、20年以上にわたり保育業界に特化した人材支援を行っており、全国5,000施設以上を支援してきました。国内で最初に保育専門の人材メディアを立ち上げた会社として、保育士養成校との関係構築メディア「ココキャリ」、保育経営者向け情報誌「園長通信」、保育士資格取得支援スクール「ココキャリ・アカデミー」などを運営しています。
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