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「録画する」から「理解する」へ アスメック、NVIDIA® Jetson Thor™搭載のエッジAI NVR『EDG6N0-S T5X』の取り扱いを開始

アスメック株式会社は11月2日、台湾・台北市に本社を置くYUAN社のエッジAI NVR(ネットワークビデオレコーダー)『EDG6N0-S T5X』の取り扱いを始めました。スマートシティ向けの製品で、NVIDIA® Jetson Thor™を搭載し、AI推論、映像処理、ストレージを一台に統合しています。

「録画する」から「理解する」へ アスメック、NVIDIA® Jetson Thor™搭載のエッジAI NVR『EDG6N0-S T5X』の取り扱いを開始

「録画して後で確認する」だけでは追いつかない都市の映像

道路、駅、公共空間、キャンパス、官公庁施設などに設置されるカメラは、台数も解像度も年々増えています。そのため、映像を録画して後から確認する従来の仕組みだけでは、事故や異常にすばやく対応することが難しくなってきました。都市のインフラは、いま大きな転換点を迎えています。

『EDG6N0-S T5X』は、こうした課題に応えるための機器です。映像をその場で認識・分析し、イベントへの対応につなげるシステムへと進化させます。GPUの高い演算性能とマルチモーダルAI/VLM(視覚言語モデル)技術を組み合わせ、人や車両、物体を記録するだけでなく、「何が起きているのか」を捉えることを目指して設計されています。

「録画する」から「理解する」へ アスメック、NVIDIA® Jetson Thor™搭載のエッジAI NVR『EDG6N0-S T5X』の取り扱いを開始

Jetson Thor™で、複数カメラの映像を現場でリアルタイム解析

中核を担うNVIDIA® Jetson Thor™は、最大2070 FP4 TFLOPSのAI性能と、帯域273GB/sの128GB LPDDR5Xメモリーを備えています。複数のカメラ映像に対するリアルタイムのAI解析をエッジ側で実行できるため、大量の映像をそのままクラウドに送らず、現場で処理することが可能です。これにより、通信負荷の軽減と、より速いイベント対応を両立できます。

映像のエンコード/デコードについては、128GB構成で次の処理性能を備えています。映像のストリーミング、録画、デコード、AI推論を一台で処理できるため、複数のシステムを導入・保守する複雑さを減らせます。

  • デコード:4K60を最大10ch、または1080p30を最大82ch
  • エンコード:4K60を最大6ch、または1080p30を最大54ch
  • 対応コーデック:H.26X、AV1、VP9

配線・ネットワーク・保存までを一台に集約

8ポートPoE内蔵で、分散したカメラ設置をシンプルに

PoEポートを8つ内蔵しており、LANケーブル1本でカメラへの電源供給と映像伝送を同時に行えます。交差点、駅、キャンパスなど、広い範囲に分散した設置場所でも、配線と機器構成を簡素化できます。カメラ接続からAI解析、イベント通知までを一台でまとめられるため、導入と運用の負担を抑えられます。

最大100GbpsのQSFP28ポートで管制センターと高速接続

カメラ台数や映像の解像度が増えるほど重要になるのがネットワーク帯域です。本機は最大100GbpsのQSFP28ポートと、5GbpsのRJ45ポートを備え、中央の管制センターや管理プラットフォームと高速につながります。エッジ側でAI解析を行い、重要なアラート、メタデータ、イベント映像を管制センターへ高速に送る「カメラ → エッジAI → 高速ネットワーク → 管制センター」という分散型の構成に適しています。

重要な映像をその場に残すローカルストレージ

OS用のM.2 2280 M-Key NVMeスロットを1基、データ保存用の2.5インチSATA HDDベイを2基搭載しています。AIが異常を検知すると、該当の映像をローカルに保存しつつ、アラートやメタデータ、選択したクリップだけを中央のプラットフォームへ送信できます。不要なアップストリームの帯域を抑えながら、イベントの前後の映像を確実に残し、後からの確認や調査に役立てられるエッジ優先の設計です。

想定される用途と開発元のYUAN社

主な用途として、次のような場面が挙げられています。

  • 交通・道路:交通事故や渋滞の検知、車両の流量の把握
  • 駅・公共空間:不審物の検知、人の流れの分析、立入禁止エリアの監視
  • キャンパス・官公庁施設:侵入や異常行動の検知、火災などの早期発見
  • 都市インフラ・公共安全:管制センターと連携した、分散型の映像監視システム

開発元のYUAN社は1990年に設立された台湾の映像技術メーカーで、映像のキャプチャー、録画、圧縮、ストリーミングに関するモジュールの設計を強みとしています。近年はNVIDIA® Jetsonシリーズを活用したエッジAIプラットフォームを、スマートシティ、ヘルスケア、ロボティクス、放送など幅広い分野に提供しています。価格および取り扱いの詳細は、横浜市青葉区に所在するアスメック株式会社への問い合わせで案内しており、デモ機や導入に関する相談も受け付けています。同社は製品選定から導入後の技術サポートまで一貫して対応可能な体制を構築しています。

出典:アスメック株式会社

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