学会誌「IATSS Review」最新号のテーマはスマートシティ
公益財団法人 国際交通安全学会は、学会誌「IATSS Review」を2026年10月31日に発行しました。同誌は年3回発行されており、今回発行されたのは今年度の第2号です。
今号の特集は「都市・地域の問題解決、価値創出のためのスマートシティ」です。スマートシティは、現代の都市が抱える課題に対してデジタルテクノロジーを活用し、持続可能で豊かな新しい都市の在り方を模索する試みとして注目されています。
執筆陣には、行政・学識者・民間企業など各分野で活躍する人々が名を連ねています。同学会は、今号が読者のスマートシティに対する理解を深める一助となることを願っているとしています。誌面は、同学会のウェブサイトとJ-Stageで案内されています。
交通・医療・脱炭素まで、多角的な論考を収録
今号には、交通安全や都市・交通まちづくりをはじめ、医療や脱炭素化に関する論考まで幅広く収録されています。目次は次のとおりです。
- 小嶋 文:論壇 楽しさと交通安全
- 中尾田 隆:特集にあたって
- 森本 章倫:スマートシティによる新たな都市・交通まちづくりースマートシェアリングシティー
- 澤村 治基・鶴指 眞志:世界におけるスマートシティの定義と実例ー都市サービスの高度化と持続可能な都市像ー
- 牧村 和彦:スマートシティと交通
- 大口 敬:スマートシティにおける街路の交通運用制御
- 日永田 佑介:子どもたちは何故”走る”のか?歩行者向け先進安全支援システム「APAS」の紹介と全国11小学校での児童の登下校、放課後の移動行動データ分析に関する報告
- 豊田 平四郎:事故ゼロを目指した社会システムとしての交通デジタルツイン
- 正宗 賢:スマート治療室とモバイルSCOTが拓く次世代医療ソリューション
- 横浜市 脱炭素・GREEN×EXPO推進局 循環型社会推進課:横浜市・みなとみらい21地区で進める都市部での脱炭素化モデルの構築
このうち、歩行者向け先進安全支援システム「APAS」に関する論考では、全国11小学校での児童の登下校や放課後の移動行動データを分析した報告が紹介されています。また、横浜市の担当部署からは、みなとみらい21地区で進められている都市部での脱炭素化モデルの構築について寄稿されています。
本田宗一郎と藤澤武夫が設立した学際研究機関
国際交通安全学会は、Honda創業者の本田宗一郎と藤澤武夫が、社長と副社長を退任した後の1974年に設立した団体です。一企業ではなく社会全体で、深く、広く交通問題に取り組み、解決することを目指して誕生しました。
日本発の交通分野の学際研究機関として、交通や安全工学に加え、心理学や教育学、通信工学、経済学、文化人類学などの研究者やジャーナリストなど、多岐にわたる会員によって活動をスタート。自由闊達な議論のもと、社会における自動車の在り方や、交通社会の現状と将来の在り方をテーマに調査研究を始め、現在も活動を続けています。
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※ 内容はリリースにより異なります。