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物価高で消費行動に新潮流!「節約疲れ」から「節約のルーティン化」へ、クラシル「レシチャレ」が14万人のレシートデータで分析

物価高が続く中で消費者の節約行動に変化の兆し

クラシル株式会社が運営する節約アプリ「レシチャレ」は、2025年夏と2026年夏の購買データを比較分析した「レシート購買データから読み解く節約行動レポート2026」を発表しました。このレポートは、継続的にレシートを投稿した約14万人のユーザー、5,100万枚を超えるレシートデータに基づいています。分析の結果、長引く物価高の中で生活者の節約行動がどのように変化したのか、新たな消費トレンドが明らかになりました。

節約行動は二極化へ!「お休みしたい人」と「さらに磨きたい人」が拮抗

レポートによると、最も多かったのは「節約をお休みした人」で27.2%を占めました。しかし、それにほぼ匹敵する26.6%の人が「節約をさらに強化した人」であることも判明。この結果から、物価高への向き合い方が大きく二極化し、「節約の分極化」が進んでいることが示唆されています。

節約行動の二極化

今回の分析では、生活者の買い物スタイルを以下の5つのタイプに分類しています。

  • 節約はちょっとお休みしたい派(27.2%):節約行動を控える層。家族の食卓を担う配偶者・子供と同居する層に多い傾向が見られました。

  • 節約術をさらに磨きたい派(26.6%):節約行動をさらに強化する層。時間に余裕のあるシニア層が多く見られます。

  • 脱買い回り。スーパー1択派(18.5%):買い物をスーパーに集約し、ワンストップで済ませる層。女性・パート比率が高く、都市圏比率は最も低い傾向です。

  • 必要な分だけこまめに買いたい派(15.9%):買い物の主舞台をコンビニに移し、小口化する層。会社員が多く、やや若く男性寄りの傾向です。

  • 買い物は一気に済ませたい派(11.8%):コンビニ通いをやめ、まとめ買いを増やす層。20代が最も多く、5類型で最も若い層となっています。

生活者の買い物スタイルにおける5つのクラスタ

「定番の節約」は全体では伸び悩み、「節約のルーティン化」が拡大

物価高が続く中で、「より安い商品へ切り替える人が増えている」と考えられがちですが、今回の分析では異なる結果が見えてきました。プライベートブランド(PB)商品の購入や値引き商品の活用といった「定番の節約」は、全体として増加傾向にはありませんでした。

定番の節約は増えていない

一方で、一度決めれば継続しやすい「節約のルーティン化」につながる行動が拡大しています。具体的には、「買う店をスーパーに寄せる」「お酒を減らす」「外食を減らす」といった行動が全体として増加しました。これらの行動は、一度生活習慣として取り入れれば、その都度判断することなく続けやすいという特徴があります。

節約のルーティン化がしやすい節約行動が拡大

このことから、生活者は節約そのものをやめたのではなく、「毎回考える節約」から、一度決めれば続けられる「節約のルーティン化」へとシフトしていることがうかがえます。物価高が長期化する中で、節約の持続可能性を高める工夫として、この「ルーティン化」が注目されています。

専門家コメント:徹底したコスパより、ほどよいコスパとタイパの両立へ

本調査を監修した株式会社ニッセイ基礎研究所の久我 尚子氏は、今回の結果について「一様に節約を強める段階から、それぞれの暮らしに合う方法を選ぶ段階へ移ったことを示す興味深い結果」とコメント。また、「日々忙しく、やりたいこともある中では、徹底したコスパ(コストパフォーマンス)よりも、ほどよいコスパとタイパ(タイムパフォーマンス)の両立が現実的」と分析しています。企業に対しては、お得さに加えて、選ぶ手間や移動、管理の負担を減らす工夫が求められるだろうと提言しました。

ニッセイ基礎研究所 久我 尚子氏

調査概要

このレポートは、クラシル「レシチャレ」が2025年5月~7月と2026年5月~7月の両期間に30件以上のレシートを投稿した同一ユーザー143,869人の約5,100万枚のレシートデータを統計的手法(k-means法:データをいくつかのグループに分類する手法)で分析したものです。

レシートデータの分析方法

節約アプリ「レシチャレ」とは?

「レシチャレ」は、レシート投稿を通じてコインがたまるお得な節約アプリです。移動距離や特売情報の閲覧、買い物後のレシート送信に応じてアプリ内のコインを獲得でき、ためたコインは様々な特典(他社コイン・デジタルギフト・電子マネーなど)と交換できます。

「レシチャレ」サービスサイト https://about.rewards.kurashiru.com/

物価高が長期化する中で、自分なりの無理のない節約方法を見つけ、生活習慣として取り入れる「節約のルーティン化」は、今後さらに広がりを見せることでしょう。このレポートは、消費者のリアルな購買行動を捉え、これからの消費トレンドを考える上で貴重な示唆を与えています。

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