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日本のメモリIC市場が2035年までに1,409億米ドルに急成長!AIやデータ活用が牽引する半導体新時代

なぜ今、メモリIC市場が熱いのか?

この急成長の背景には、AI(人工知能)やHPC(ハイパフォーマンス・コンピューティング)の導入拡大、そしてデータセンターや私たちの身近な家電製品におけるデータストレージ需要の増加があります。さらに、自動車や産業分野でのメモリIC(電子機器の記憶をつかさどる部品)の利用が広がり、3D NANDをはじめとする高密度メモリ技術の進歩も、市場の成長を大きく後押ししています。

日本貿易振興機構(JETRO)も、クラウド導入、5G、AI、DX(デジタルトランスフォーメーション)の進展に伴い、日本のデータセンター市場が急速に拡大していると指摘。強固な通信インフラや安定した電力供給、政治的安定性、戦略的な立地といった日本の強みが、デジタルハブとしての魅力を高め、結果としてメモリICへの需要をさらに押し上げています。

大手企業の投資と最新技術の投入

市場の活況を裏付けるように、大手半導体企業は積極的な投資と新製品投入を進めています。

  • キオクシアとサンディスク: 2032年までに日本国内で310億米ドル(約4.8兆円※1)を超える巨額投資を計画し、先端フラッシュメモリの生産能力を拡大する予定です。AIやデータ活用に関連する需要増に対応するための戦略です。

  • ルネサス: 2025年7月には、最大256 GOPSのAI性能を持つNPU(AI処理に特化した半導体)「Ethos-U55」と1GHz動作のArm Cortex-M85/M33コアを組み合わせたMCU(マイクロコントローラユニット)「RA8P1」を投入。高性能、低消費電力、組み込みMRAMの搭載、そして高度なセキュリティ機能を備えたこのチップは、TSMCの22nmプロセスで製造されます。

  • マイクロン: 2025年5月には、広島工場で次世代「1-gamma(1γ)」DRAM(一時的にデータを保存する半導体メモリ)を生産するため、EUV(極端紫外線露光技術)を導入しました。AI、5G、自動車、データセンター向けの先端メモリ供給を通じて、日本の半導体エコシステム強化に貢献しています。

※1 1米ドル=155円換算(2024年5月現在)

市場を牽引するDRAMと東京の存在感

メモリタイプ別では、DRAMが予測期間中に59.5%のシェアを占め、市場を主導すると見込まれています。自動車、産業、通信、民生機器といった幅広い分野で電子システムの統合が進んでいることが、DRAMの需要を加速させています。

また、地域別では東京が日本のメモリIC市場において注目すべきシェアを獲得すると予測されています。東京エレクトロンのような世界有数の半導体製造装置メーカーの存在や、政府の支援、TSMCによる日本への投資といったグローバルなパートナーシップが、東京を日本の半導体エコシステムの重要な拠点にしています。デジタルインフラの拡大やコネクテッド技術の普及も、東京の地位を確固たるものにしています。

地経学研究所は、日本がグローバルなパートナーシップを重視することで半導体産業を再生させつつあると述べており、熊本のTSMC支援工場「JASM」や北海道のRapidus(ラピダス)による2nmプロセス対応工場、横浜での先端チップ研究といった主要プロジェクトが、日本の半導体産業の未来を切り開いています。

今後の展望

日本のメモリIC市場は、技術革新と国内外からの投資に支えられ、今後も堅調な成長が期待されます。私たちの生活に欠かせないスマートフォンやPC、自動車、そして未来のAI技術まで、あらゆるデジタルデバイスの進化を支える半導体産業から目が離せません。

本調査の詳細については、以下のResearch Nesterのレポートで確認できます。

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※ 内容はリリースにより異なります。