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生成AIが「日本のどこを薦める?」訪日旅行者向けAI可視化レポートが公開!北陸が最多推薦に

生成AIが訪日旅行者に日本のどこを薦める?新しい観光地の見え方を可視化

旅行先を決める際、これまでは検索エンジンで情報を集めるのが一般的でした。しかし、最近ではWeb検索機能を備えた生成AI(質問に対して人間のように自然な文章で回答を生成する人工知能)に直接質問を投げかける人が増えています。例えば、「東京・京都以外でどこへ行くべきか」といった具体的な質問をAIに尋ねる場面が生まれているのです。

このようなAI時代において、日本の観光地が訪日旅行者からどのように認識され、推薦されているのかを知ることは非常に重要です。合同会社56projectは、この新しい課題に対応するため、生成AIが日本のどの地域を回答内で推薦するかを継続的に観測する「JAPAN INBOUND AI VISIBILITY」を公開しました。

「JAPAN INBOUND AI VISIBILITY」とは?

「JAPAN INBOUND AI VISIBILITY」は、訪日旅行者を想定した英語の固定質問をWeb検索付き生成AI API(生成AIに自動で質問を投げかけるシステム)へ継続的に実行し、その回答内容を観測する公開型ダッシュボードです。この取り組みでは、単日の結果だけでなく、毎日同じ条件で観測を続けることで、回答への出現状況や前日からの変化、紹介された主な旅行先などを蓄積し、「AIからの見え方」を可視化します。

観測の対象は、観光庁が選定する「地方における高付加価値なインバウンド観光地づくり」の14モデル観光地です。このダッシュボードは、以下の特徴を持っています。

  • 訪日旅行者を想定した英語8問を固定IDで管理

  • Web検索付きOpenAI Responses APIを使用

  • 同一条件で毎日観測

  • 回答全文、実行日時、使用モデルを保存

  • 回答に登場した旅行先を14モデル観光地へ対応付け

  • 当日、前日、観測開始日からの変化を比較

  • 全国概要ページから各地域の詳細ページへ遷移

公開ページは以下のリンクから確認できます。

JAPAN INBOUND AI VISIBILITY

JAPAN INBOUND AI VISIBILITY

初回観測レポートの注目点(2026年9月13日観測分)

2026年9月13日の初回観測では、いくつかの興味深い結果が明らかになりました。

  1. 北陸が8問中7問に登場し、最多推薦

    初回観測では、北陸が8つの質問のうち7つの回答に登場し、14モデル観光地の中で最も多くの旅行意図で推薦されました。北陸では金沢、能登半島、立山黒部アルペンルートなどが推薦されており、歴史文化、食、自然、地域の日常といった多様な旅行意図に対応する旅行先として、幅広い質問で登場する結果となりました。

    JAPAN INBOUND AI VISIBILITY TODAY

  2. 大都市以外の地域資源が、複数の旅行意図で推薦

    せとうち、松本・高山、鹿児島・阿蘇・雲仙は、それぞれ8問中5問の回答に登場しました。せとうちでは広島・宮島や直島、松本・高山では高山、白川郷、上高地、鹿児島・阿蘇・雲仙では屋久島などが回答に含まれています。生成AIの回答からは、東京・京都・大阪といった大都市圏だけでなく、自然、文化、アート、地方の日常、リピーター向け旅行先といった文脈で、多様な地域資源が推薦されていることが確認できます。

  3. 同じ質問でも、回答内への出現状況は日々変化

    9月13日観測分では、山形が前日の0問から1問へ新たに登場しました。また、東北海道と那須及び周辺地域はそれぞれ1問増加しました。一方で、せとうちは7問から5問へ減少するなど、出現した質問数が前日から変化した地域も確認されました。

    この結果は、生成AIの回答が一定の変動を持つことを示しており、1回の質問結果だけで地域の可視性を判断することはできないことを強調しています。継続的に記録し、単発の変化と持続的な傾向を分けて確認することの重要性が示唆されています。

観測に使用する8つの旅行意図

本調査では、以下の旅行意図に対応する英語質問が設定されています。

  • 東京・京都以外の旅行先

  • 訪日旅行者向けの穴場

  • 大きな混雑を避けて伝統文化を体験できる地域

  • 日本の農山漁村・地方部の旅行先

  • 東京・京都・大阪を訪問済みのリピーター向け旅行先

  • 郷土料理や地域の食文化を体験できる地域

  • 自然・景観・アウトドアを楽しめる地域

  • 日本らしい地域の日常を体験できる旅行先

各質問では最大10の旅行先と推薦理由を求め、2026年9月13日観測分では、8問の回答から合計70件の推薦先が取得されました。

合同会社56projectの取り組みの背景

合同会社56projectは、「AI時代に、街と個人店を埋もれさせない。」をミッションに掲げ、地域AI可視性への取り組みを続けています。その始まりは、東京都江東区周辺の個人飲食店を紹介するランチ食べ歩き動画でした。

  1. YouTubeショートからGoogleマップへ YouTubeショートで配信した地域の個人飲食店の動画が視聴者のニーズを捉え、同じ動画をGoogleマップに投稿したところ、累計視聴回数が大きく伸びました。この経験から、現地を訪れた人が制作する動画や写真など、一次体験に基づく情報の重要性を実感し、Googleマップ集客に動画を活用する「動画MEO」の支援を開始しました。

  2. GoogleマップからAI検索へ 生成AIを使った店舗検索が広がり始めたことを受け、次に個人飲食店がAI検索の回答に登場するかを測る「GEOスコープ亀戸」に取り組みました。ChatGPT Search、Google AI Mode、Geminiの実サービス環境で、亀戸の店舗選びを想定した質問を実行し、個人飲食店の出現状況などを継続的に観測しています。

  3. 個店の情報整備から、街全体の情報基盤へ 観測を進める一方で、個人飲食店の情報をAIが理解しやすい形に整理する「Exo-Local Page」の制作を開始しました。さらに、AI検索対応型のローカルページを地域単位で束ねたローカルメディア「MachiMise亀戸」を展開し、個店情報を街の情報として蓄積・更新することで、地域全体のAI可視性を高める情報基盤づくりを進めています。

    Machi Mise 亀戸

  4. 個店から地域、日本全国のインバウンド観測へ これまでの取り組みを経て、エリアがAI検索にどのように認識・推薦されているかを測る「Machi AI Scope」を展開し、今回、対象を日本各地と訪日旅行者へ広げた「JAPAN INBOUND AI VISIBILITY」の公開に至りました。一連の取り組みは、現場で得た一次情報を起点に、個店、街、地域、日本全国へと観測と情報整備の対象を広げてきたものです。

今後の展開

合同会社56projectは、今回の取り組みを単なる順位発表で終わらせるのではなく、地域の現在地を測り、AIが地域を推薦する上で不足しているテーマや情報を特定し、AIが理解しやすい地域情報を整備した上で再観測することを目指しています。今後の展開としては、以下の予定が公表されています。

  • API観測対象となる生成AIの追加

  • 同一質問に対するAI別の推薦地域・引用元の比較

  • 30日、60日、90日の時系列分析

  • 毎月5日前後を目安とした前月分の月次観測レポート公開

  • 市区町村・観光エリア別のカスタムダッシュボード提供

  • 自治体・DMO等と連携した地域情報整備と効果検証

合同会社56projectの代表、田中宏明氏は、「生成AIが旅行先の候補を提示する時代には、魅力がない地域ではなく、AIが理解できる情報が不足しているために推薦されにくい地域が生まれる可能性があります。私たちは、単発の検索結果だけで地域を評価するのではなく、同じ条件で継続的に観測し、AIが地域をどのような文脈で理解しているのかを明らかにしたいと考えています。観測して終わるのではなく、地域の現場にある情報を整え、その変化を再び測る。地域の魅力が、訪日旅行者にも生成AIにも正しく届く仕組みを、地域の皆さまと一緒につくっていきます。」とコメントしています。

「JAPAN INBOUND AI VISIBILITY」概要

  • サービス名: JAPAN INBOUND AI VISIBILITY

  • 内容: 訪日旅行者を想定した英語質問による地域AI可視性の日次観測

  • 公開URL: https://japan-inbound-ai.56projectai.com/

  • 対象: 自治体、DMO(観光地域づくり法人)、観光協会、地域金融機関、観光関連事業者

  • 地域別調査に関する問い合わせ: goro@56projectai.com

合同会社56projectについて

合同会社56projectは、「AI時代に、街と個人店を埋もれさせない。」をミッションに掲げるAIローカルマーケティングカンパニーです。リアルな街から得られる情報を、人にも、Googleにも、AIにも届くデータへ変え、地域情報の整備、AI可視性の観測、ローカルマーケティング支援に取り組んでいます。

  • 会社名: 合同会社56project

  • 代表: 田中宏明

  • 設立: 2025年5月12日

  • 所在地: 東京都江東区

  • 公式サイト: https://56projectai.com/

  • お問い合わせ: goro@56projectai.com

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