日本の「だし」が欧州市場へ!小林食品がEU HACCP認証を取得
静岡県焼津市で業務用削り節などを製造する小林食品株式会社が、2026年6月23日に田尻工場でEU向け輸出水産食品取扱施設として認定を受け、同年8月19日には農林水産省にてEU HACCP認定書を受領しました。この認証取得により、同社の「削り節」や「節類粉砕製品」などがEU市場への輸出に対応できるようになり、日本の伝統的な「だし」文化が欧州でさらに広がる大きな一歩となります。
厳しい衛生基準をクリアした背景
近年、世界中で日本食への関心が高まり、鰹節やだし、うま味といった日本の食文化が注目を集めています。小林食品は、こうした海外市場のニーズに応えるため、2025年7月にはハラール認証を取得するなど、各国の基準に合わせた体制づくりを進めてきました。
EUへ水産食品を輸出するには、EUが定める厳格な衛生要件を満たした施設で製造することが求められます。特に大きな課題となったのが、鰹節の製造工程で生成される可能性のある「ベンゾ[a]ピレン」への対応でした。ベンゾ[a]ピレンは、薪などを燃やして燻す「焙乾(ばいかん)」という工程で発生する多環芳香族炭化水素(PAHs)の一種で、EUでは鰹節に対し厳しい上限値が設定されています。
小林食品は、この課題をクリアするために、ベンゾ[a]ピレンが低く抑えられた節原料を選定。さらに、製造ラインに残留する成分が製品に影響しないよう、通常以上に丁寧な清掃を行う体制を確立しました。漁獲から原料製造、製造工程の管理に至るまで、サプライチェーン全体で品質管理を徹底した結果、今回の認証取得に至りました。


欧州の食卓に広がる「だし・うま味」の可能性
今回のEU HACCP認証取得により、小林食品の鰹節製品は、和食だけでなく欧州の多様な料理にも活用されることが期待されます。
例えば、飲食店では、たこ焼きやお好み焼き、麺料理のトッピング、またはだし取りとして利用できます。食品メーカー向けには、カップ麺の具材や、パン・菓子・麺類への練り込み、シーズニング原料など、幅広い商品開発の素材としての提案が可能です。鰹節が持つ香りとうま味を活かし、日本料理にとどまらない新しい使い方が欧州で広まっていくことでしょう。
今後の展開と製品ラインナップ
小林食品は、今回の認証取得を機に、EU市場への商品提案を本格化させます。削り節を単なる日本食の食材としてではなく、各国の食文化やニーズに合わせたトッピング、だし、食品加工原料といった多様な用途を提案していく方針です。また、海外の商談や展示会への出展を通じて、鰹節や日本の「だし・うま味」の魅力を世界に発信していきます。
主な製品ラインナップ
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薄削りタイプ かつおのふし 500g / 1kg / 5kg

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破砕品タイプ かつおのふし 1kg / 5kg ※ご希望に応じてサイズは調整可能です。(3mm / 6mm / 10mm / 13mm / 25mm / 40mm)

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粉砕品タイプ かつおのふし 1kg / 5kg ※ご希望に応じてサイズは調整可能です。(1mm / 2mm / 2.5mm / 3mm / 5mm)

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厚削りタイプ かつおのふし 1kg / 10kg

会社概要
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商号:小林食品株式会社
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代表者:代表取締役社長 小林 大介
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所在地:静岡県焼津市田尻2154-18
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設立:昭和57年(1982年)11月
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事業内容:業務用削り節の製造
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