調査概要
この調査は、新しい時代の働き方や仕事のあり方について考察するために実施されました。
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方法: インターネット調査(Fastaskを利用)
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期間: 2026年6月29日~7月5日
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対象: 全国に住む20歳以上の企業に勤めるITエンジニア260名
AIエージェントの認知度と導入状況
ITエンジニアのAIエージェントに対する認知度は非常に高く、「内容まで理解している」が39.2%、「概要は理解している」が36.9%と、合わせて76.1%のITエンジニアがAIエージェントについて一定以上の理解を示しています。

さらに、勤務先での導入状況を見ると、「全社導入している」が28.5%、「一部部署で導入している」が24.2%と、合計52.7%の企業ですでに導入が進んでいます。PoC(実証実験:新しい技術やアイデアが実現可能かどうかを検証する段階)や導入検討中の企業を含めると、67.3%が導入済み、または導入に向けた段階にあることが分かります。

個人での利用状況も進んでおり、「日常的に利用している」が28.8%、「時々利用している」が32.3%と、61.1%のITエンジニアが個人でAIエージェントを活用しています。

AIエージェントへの期待と懸念
AIエージェントに最も期待されているのは、「単純作業の自動化」(25.4%)と「開発スピード向上」(22.7%)です。効率化だけでなく、「品質向上」や「人手不足の補完」(いずれも10.8%)にも期待が寄せられています。

一方で、活用における最大の懸念は「誤判断」(16.5%)で、「情報漏洩」(14.6%)、「ハルシネーション」(14.2%:AIが事実に基づかない情報を生成してしまう現象)がこれに続きます。判断の正確性と情報セキュリティが、導入にあたって重要な課題と認識されているようです。

人間とAIの役割分担、そして未来の予測
AIエージェントが業務を行う際の人間による承認については、「多くの業務で必要だが、承認がなくてもよい業務もある」が44.2%で最も多く、「常に必要」が26.2%となりました。全面的にAIに任せるのではなく、適切な承認プロセスを設けることが重要だと考えられています。

ITエンジニアが関わる10業務(技術調査・情報収集、技術ドキュメント作成、コード生成、コードレビュー、テスト実行、バグ調査、ログ分析、インフラ運用、障害対応、本番環境へのデプロイ)すべてにおいて、「AI主体」(AI単独または人間による確認後にAIが実行)で実施してよいと考える割合が、「人間主体」(AIは補助として活用し人間が主体またはAIに任せるべきではない)を上回りました。
特に「技術調査・情報収集」(27.3%)や「ログ分析」(25.4%)では、AI単独での実施が許容される割合が高い一方で、「障害対応」(6.5%)や「本番環境へのデプロイ」(8.8%)では、人間の確認や関与が重視される傾向が見られます。

驚くべきことに、81.1%のITエンジニアが、AIエージェントには人間より優れた判断をする場面が「多くある」(31.9%)または「一部ある」(49.2%)と回答しています。AIの判断能力への高い評価がうかがえます。

2030年時点でのAIエージェントの進化予測では、73.1%が「一部業務を自律実行する」(45.4%)、「多くの業務を自律実行する」(17.7%)、「業務の大半を自律実行する」(10.0%)と、一定程度の業務自律実行を予想しています。

ITエンジニアの将来需要については、「人数は大きく変わらず、求められるスキルが変化する」が39.2%で最多でした。しかし、「人数は減少する」(34.2%)と「大幅に減少する」(12.7%)を合わせると46.9%となり、半数近くがITエンジニアの人数は減ると予想しています。

今後の業務でAIエージェントを活用したいかという問いには、73.4%が「積極的に活用したい」(23.8%)または「活用したい」(49.6%)と回答しており、AIエージェントの積極的な活用意向が示されています。

調査結果から見えてくること
今回の調査からは、AIエージェントの活用が「利用するかどうか」という段階から、「どの業務を、どの程度まで自律させるか」という、より具体的な論点に移りつつあることが分かります。多くのITエンジニアがAIエージェントの能力を高く評価し、その導入・活用に前向きである一方で、誤判断や情報漏洩といった懸念も抱えています。
AIに任せる権限の範囲と、人間が確認・承認するポイントを慎重に設計することの重要性が示唆されており、今後のAIエージェント導入においては、精度評価、情報管理、監視・承認体制を含む運用設計が求められるでしょう。
株式会社サーバーワークスについて
サーバーワークスは、「クラウドで、世界を、もっと、はたらきやすく」をビジョンに掲げ、2008年よりAWS(アマゾン ウェブ サービス)の導入から最適化までを支援しているAWS専業のクラウドインテグレーターです。2026年5月末現在、1,570社、31,700プロジェクトを超えるAWS導入実績を持ち、2014年11月よりAWSパートナーネットワーク(APN)最上位の「AWS プレミアティアサービスパートナー」に継続して認定されています。クラウド基盤の構築・運用支援に加え、クラウドセキュリティおよび生成AI活用を新たな主軸に据え、企業のクラウド投資を確実な事業成果へつなげるパートナーとして事業を拡大しています。
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