幸福度の高い人がお金を使うのは「旅行」!低い人は「格安品」を重視
今回の調査で特に注目すべきは、幸福度と消費スタイルの関係です。幸福度が高い層では、直近1年間で意識してお金をかけた項目として「旅行や遠出への支出・買い物」がトップとなりました。一方で、幸福度が低い層では「価格の安さを優先した格安商品・サービスへの支出・買い物」がトップという結果が示されています。
また、購買重視度においても、「価格の安さを最優先した格安商品・サービス」が全体の45.2%でトップとなり、日々の生活防衛意識の強さが伺えます。しかし、実際に意識してお金をかけた項目では「旅行や遠出」(31.5%)が「格安商品・サービス」(30.7%)をわずかに上回り、消費者の「メリハリ消費」の実態が明らかになりました。


「幸福度」を構成する3つの要素とは?
調査では、幸福度を構成する主な要素も特定されました。いわゆる「幸福度の3大ドライバー」は以下の通りです。
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経済的安定: 世帯年収800万円以上
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家族の絆: 子どもがいる既婚者
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時間的ゆとり: 60代以上
これらの要素が揃う層で総合幸福度が高くなる傾向が見られました。
また、個別の幸福度項目では「家族とのコミュニケーションがとれている」「日々の生活の中で、自分のための自由な時間(余暇)が確保できている」「いまの居住地は居心地がよい」といった、身近な充足感が高い水準にあることが示されています。一方で、「自由に使えるお金が十分である」「将来の金銭面に不安がない」といった金銭面に関する項目は、あてはまる割合が低い傾向にありました。

幸福度別に見る!それぞれの消費スタイル
今回の調査では、回答者の総合幸福度を「H(High)」「M(Middle)」「L(Low)」の3つの層に区分し、それぞれの消費スタイルを分析しています。

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幸福度H層(高幸福度層): 「タイパ(タイムパフォーマンス)」や「高付加価値(QOL: Quality Of Life)向上」に惜しみなく投資する傾向が見られます。具体的には、「日々の移動を快適・スムーズにする」や「健康維持・管理」といった項目への意識的な支出が高いです。
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幸福度M層(中幸福度層): トレンドや限定体験をピンポイントで楽しむ層です。特定の興味関心事に対してお金を使う「推し活」や、限定的な商品・サービスへの支出が特徴として挙げられます。
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幸福度L層(低幸福度層): コストを徹底的に重視し、固定費や日常支出を切り詰める傾向が強いです。「価格の安さを最優先した格安商品・サービス」への意識的な支出が突出しています。

消費者の購買行動が単なる「物の所有」から、「体験・共感・タイムパフォーマンス」などを重視するスタイルへと多様化している現状を、今回の調査結果は裏付けるものとなりました。特に若年層においては、「今しかできない参加型の体験やコンテンツにお金を使う」傾向が高いことが消費者庁の調査データからも示されています。詳細は令和4年版消費者白書をご覧ください。
調査概要
| 調査名 | 「日本人の幸福度と消費スタイル・消費意識の関係を明らかにする」ためのアンケート調査 |
|---|---|
| 対象者条件 | 【性別】 男女 【年齢】 20歳以上 【地域】 全国 【共通】 各商品やサービスの価格について把握していること |
| 調査項目 | ・総合幸福度 ・個別幸福度 ・商材ジャンル別の購買意識 ・商材ジャンル別の購買実態 |
| サンプルサイズ | 1,000サンプル |
| 割付 | 性年代で均等回収 |
| 調査期間 | 2026年5月18日(月)~5月19日(火) |
| 調査方法 | Webアンケート |
| 調査機関 | 株式会社アスマーク |
この調査レポートの詳細は、以下のリンクからご覧いただけます。 https://www.asmarq.co.jp/data/happiness_consumption/
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