日本企業のAI導入が驚異的なスピードで加速!セキュリティ対策は大丈夫?
近年、ビジネスシーンでのAI活用は目覚ましいものがありますが、その裏でセキュリティ対策が置き去りになっている現状が明らかになりました。Wiz Cloud Japan株式会社が実施した最新の市場調査によると、日本企業におけるAIの導入スピードは、かつての「クラウド移行」をも上回る勢いで進展しています。しかし、その一方で、AIを悪用したサイバー攻撃への備えは、多くの企業で遅れを取っていることが浮き彫りになっています。
AI導入は止まらない!クラウド移行を超えるスピード感
これまでの企業のITインフラ変革を牽引してきたクラウド移行は、緩やかな成長を見せています。しかし、生成AIやエージェント型AI(自律的にタスクを実行するAI)の業務利用はすでに77.2%の企業で導入されており、5年後には約6割の企業が全社的にAIを活用する見込みです。


このデータは、日本市場が劇的なデジタル変革の真っ只中にあることを示しており、AIがビジネスの現場に深く浸透しつつあることがわかります。
専門人材の不足と「シャドーAI」が大きな課題に
AI利用が急増する一方で、企業のセキュリティ体制は十分とは言えません。調査では、AIセキュリティを評価・管理できる専門人材が「全くいない」または「少数いるが不足」と回答した企業が84.0%に上り、深刻な人材不足が浮き彫りになりました。

また、組織内で稼働するすべてのAI資産を完全に把握・可視化できている企業はわずか14.3%にとどまっています。組織の管理が行き届かない「シャドーAI」(会社が許可・管理していないAIの無断利用)が蔓延し、機密情報の漏洩に次ぐ大きなガバナンス上の課題となっています。AI利用における最大のリスクとして、「機密情報の漏洩(67.8%)」に次いで「シャドーAI(49.9%)」が挙げられています。
「フロンティアAI」による新たなサイバー攻撃への不安
近年登場した高度な推論能力を持つ「フロンティアAI」は、ゼロデイ脆弱性(まだ発見されていないセキュリティ上の弱点)の発見や攻撃手法の高度化・自動化を加速させる可能性があります。このような「AI駆動型の高度なサイバー攻撃」に対し、日本企業の85.7%が防衛に不安を抱えている、または未対応であると回答しました。

グローバル調査でも、AIの活用が攻撃者の実験コストを下げ、エクスプロイト(攻撃コード)開発を加速させていることが確認されており、防御側にもAIのスピードに対抗しうる自動化された防衛アプローチが急務となっています。
セキュリティ投資は世界に遅れ?
今後1年間で最も強化したいセキュリティ投資分野として、「AIセキュリティ(60.9%)」が「クラウド設定管理(CSPM/CNAPP)(47.7%)」を上回り、AIへの投資シフトが急速に進んでいることがうかがえます。
しかし、グローバル調査では85%の組織が前年比でセキュリティ予算を増額しているのに対し、日本国内では56.4%にとどまっています。日本企業の44.3%がクラウド環境におけるセキュリティ侵害や設定ミスによる事故を経験しているにもかかわらず、全体的なセキュリティ基盤への投資には世界との差が見られます。

Wizからの提言:セキュリティはイノベーションを加速させるもの
Wiz Cloud Japanの日本代表である山中直氏は、「セキュリティはイノベーションを阻害するものではなく、確実なイノベーションを加速するもの」であるべきだと述べています。人材不足やAIエージェントの権限管理が追いつかない現状で、高度なセキュリティを現場に求めたり、AI利用を躊躇したりすることは、グローバル競争におけるスピードの損失につながる可能性があります。
Wizは、シャドーAIを含むすべてのAIモデルやエージェントを自動で可視化し、現場に高度なセキュリティスキルを要求することなく、データパイプラインや権限のリスクを自動判定するソリューションを提供しています。また、企業がAIの脅威への備えを確立できるよう、AIの脅威に備えるためのフレームワークも用意しています。AIの「全面採用」へ向かう日本企業が、人材不足の壁を乗り越え、最も安全にAIを使いこなせるよう、強力に支援していくとのことです。
Wizの詳細については、Wiz公式サイトをご覧ください。
調査概要
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調査名: お仕事に関するアンケート(クラウドセキュリティに関する国内市場調査)
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調査対象: マクロミルのモニタ会員のうち、国内企業に所属する経営者、CIO/CISO/CTO(最高情報セキュリティ責任者)、事業部長、IT・開発・運用担当者など
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有効回答数: 1,626名
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調査期間: 2026年7月2日~2026年7月8日
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調査方法: インターネットリサーチ(株式会社マクロミル実施)
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比較対象グローバルレポート:
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