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社員アンケートの「特になし」は満足のサインではない――結果を“職場の対話”に変える3ステップを公開

レゴ®シリアスプレイ®を活用した企業研修を手がける株式会社クック・ビジネスラボ(本社:東京都世田谷区、代表取締役:森琢也、以下「当社」)は、社員アンケート(エンゲージメントサーベイ)の結果を職場の変化につなげるための実践ガイド「エンゲージメントサーベイの活用法【2026年版】——スコアの次にやる3つのこと」を当社公式サイトで公開しています。100社以上・累計6,000名超の研修現場での経験をもとに、結果が活かされない理由と、結果が出てから1か月でやること、3か月後に確かめたい変化のサインを整理しました。

本ガイドのポイント

  •      「特になし」が増えたら要注意。満足ではなく、「書いても変わらない」というあきらめのサインであることが多い
  •       アンケート結果が活かされない原因は大きく5つ。とくに多いのは「全社平均だけを見る」「現場に結果だけを返す」の2つ
  •        結果が出たら「絞る・読む・場をつくる」の3ステップで動く。現場に返すのは「結果」ではなく「問い」
  •        当社研修の参加者83名へのアンケートでは、満足度を左右したのは“道具”よりも“問いかけと進行”だった

背景:アンケートは毎年。それでも職場は変わらない

社員の働きがいや会社への愛着を数値で測る「エンゲージメントサーベイ」は、多くの企業に広がっています。一方で当社には、導入の翌年に「スコアは出たが、次に何をすればいいのか分からない」という相談が数多く寄せられています。

2026年5月に株式会社アジャイルHRが発表した全国約1万人の調査(※)では、会社の制度や取り組みから得られる「働く活力の源」の評価が、20代以下の2.76から30代では2.32へと0.44ポイント下がり、「30代の孤立」として警鐘が鳴らされました。当社が研修で関わる企業でも、新入社員研修や管理職研修は整っている一方、その間にいる管理職前の30代には会社とつながる場がないケースが少なくありません。

当社は、アンケートが職場の変化につながらない最大の理由を、ツールや担当者の力量ではなく、スコアを「どの部署で、誰と、何を話すか」に置き換える工程が抜けていることだと考えています。今回のガイドは、この工程を具体的な手順にまとめたものです。

※株式会社アジャイルHR「2026年版 第4回 全国1万人従業員エンゲージメント調査」(2026年5月13日発表)。調査期間:2026年3月16日〜23日、対象:全国の15〜79歳の男女10,576人、インターネット調査。数値は4段階評価の平均で、「会社レベルの資源」の年代別比較。

「特になし」は満足のサインではない

アンケートの自由記述欄で最初に見るべきは、書かれた内容よりも「量」と「具体性」です。取り組みが効き始めた職場では、点数が上がるより先にコメントの量が増えます。「風通しが悪い」といった漠然とした不満も、「週1回の共有会を30分に短縮して、雑談の時間がほしい」のような具体的な提案に変わっていきます。

反対に、記述が減ったり「特にありません」「特になし」が増えたりしたときは要注意です。それは満足の表れではなく、「書いても何も変わらない」というあきらめが職場に広がっているサインであることが多いからです。前年に結果を返しただけで何もしなかった職場で、とくによく見られます。

結果が活かされない「5つのつまずき」

アンケート結果が職場の変化につながらない原因は、ほぼ次の5つに集約されます。

つまずき

職場で起きていること

抜け出す方向

1. 全社平均だけを見ている

数字が「誰の課題でもない」ものになる

部署別・年代別に分け、最も低い単位を見つける

2. 全項目を一度に上げようとする

取り組みが10個並び、どれも中途半端に終わる

今年動かす項目を1つに絞る

3. 自由記述を読んでいない

コメントが報告書の中に眠ったままになる

内容を分類し、点数より先に表れる変化を拾う

4. 現場に「結果」だけを返している

部門長が責められたと受け止め、犯人探しの空気になる

結果ではなく「問い」を返し、解釈を現場と一緒につくる

5. 効果を次回のアンケートでしか測らない

1年待つ間に熱が冷める

3か月で変わる行動の指標を別に持つ

とくに多いのは1と4です。4は人事部門の善意から起きます。透明性を大切にして結果をそのまま返しても、受け取った側には「あなたの部署が低い」という通知として届き、翌年の回答そのものが歪んでしまうことがあります。

スコアの次にやる3ステップ——「絞る」「読む」「場をつくる」

結果が出てから最初の1か月でやることは3つだけです。順番を入れ替えないことが重要です。

1.      絞る:今年動かす項目を1つ、対象を1部署(または1階層)に決める。基準は「最も低い項目」ではなく「最も低く、かつ人事や職場の取り組みで動かせる項目」です。給与水準や事業の将来性のように研修や対話では動かないテーマを選ぶと、1年後に「やはり変わらなかった」という結論だけが残ります。

2.      読む:対象部署の自由記述を、集計せずに「人間関係」「仕事そのもの」「制度」の3つに分けて読む。研修や対話で扱えるのは前の2つで、制度の問題は制度の担当者に渡します。

3.      場をつくる:対象部署に対話の場を設ける。現場に返すのは「結果」ではなく「問い」です。「相互理解の項目が2.1でした」と伝えるのではなく、「お互いのことをどれくらい知っているか、一度話してみませんか」と誘う。前者は評価、後者は招待です。

当社の研修現場でも、対象を絞って始めた企業ほど、翌年にほかの部署へ取り組みを広げています。

効果は3か月後に「行動」で確かめる

次のアンケートまで1年待つと、途中で軌道修正ができません。当社は、3か月で変化が表れる指標を、取り組みを始める前に決めておくことを勧めています。いずれも特別なツールは必要ありません。

•       会議での発言の偏り:同じ会議で、発言が特定の2〜3人に集中していた状態が崩れているか

•       部下からの相談件数:上司からの呼び出しではなく、部下から持ちかけられた相談だけを数える

•       自由記述の量と具体性:点数より先に動くため、途中経過の指標になる

たとえば「スコアが0.2上がった」という報告よりも、「部長会で発言する人が4人から9人に増えた」という報告のほうが、経営層にも変化が伝わりやすくなります。

研修参加者83名のアンケート:満足度を左右したのは“道具”より“問いかけと進行”

当社が2026年3〜7月に実施したレゴ®シリアスプレイ®研修4件の参加者アンケート(回答83名、各設問5点満点)の結果は次のとおりです。

設問

平均点(5点満点)

「4」以上の割合

講師の進行の分かりやすさ

4.67

95%

研修全体の満足度

4.51

92%

新しい気づき・学びがあったか

4.33

87%

日頃の業務に活かせそうか

4.11

72%

レゴ®ブロックで自分の考えを表現しやすくなったか

3.78

64%

唯一4点を下回ったのは「レゴ®ブロックで表現しやすくなったか」(3.78)で、最も高い「進行の分かりやすさ」(4.67)とは0.89ポイント、「4」以上の割合では31ポイントの差がありました。同じ83名が全設問に答えたうえでの差であることから、当社は、参加者の満足を生んでいるのは道具を使いこなせたかどうかよりも、問いの立て方と進行の設計だと見ています。

当社にとって不利にも見えるこの数字も、ガイドではあえて掲載しています。優れたツールを入れれば職場が変わるわけではなく、データをもとに「誰と、どんな問いで、どんな順番で話すか」を設計した職場が変わる——社員アンケートの活用も同じ構造だと考えているためです。なお、4件のうち1件では「表現しやすさ」が4.29と4点を上回っており、参加者の構成や事前の設計によって結果は変わります。

代表取締役 森琢也のコメント

「エンゲージメントサーベイは職場の現状を測る道具であって、次の一手を教えてくれる道具ではありません。低かったスコアをそのまま現場に返せば、受け取る側には『あなたの部署が低い』という通知として届き、翌年は『特になし』が増えていきます。大切なのは、数字を『どの部署で、誰と、何を話すか』に置き換え、結果ではなく問いを返すことです。当社は『いま、ワクワク働く大人を増やす』ことを掲げています。アンケートに書かれた声がきちんと対話につながる職場を、一社でも多く増やしていきたいと考えています。」

公開記事の概要

•       記事名:エンゲージメントサーベイの活用法【2026年版】——スコアの次にやる3つのこと

•       公開日:2026年8月31日

•       掲載先:株式会社クック・ビジネスラボ公式サイト

•       URL:https://cookbizlabo.com/blog/20260831-1359/

•       主な内容:結果が活かされない5つのつまずき/スコアの次にやる3ステップ/自由記述の読み方/対話の場で避けたい3つのやり方/3か月後の効果の測り方/外部に依頼するときの判断軸と費用の目安/よくある質問(12問)

サーベイ後の「対話の場」づくりを支援する研修について

当社の研修は、レゴ®ブロックで考えを形にし、その作品をもとに対話を深めるワークショップ形式です。つくった作品を囲んで話すため、発言が役職順に偏りにくく、批判が人ではなく作品に向かいやすいのが特長です。毎回60分程度の事前ヒアリングを行い、参加者に投げかける問いの言葉まで企業ごとに設計しています。

プラン

人数・時間の目安

料金(税別)

最小構成

10名前後・2〜3時間

200,000円〜

半日プログラム

20名前後・3〜4時間

300,000〜350,000円程度

1日プログラム

20名前後・6〜7時間

400,000〜450,000円程度

オンライン体験会

約2時間

1人5,000円

教材の送料は別途、首都圏以外での実施は交通費・宿泊費を実費で申し受けます。お問い合わせから実施までは通常2〜4週間です。詳細は研修の内容・料金ページをご覧ください。

 

【会社概要】

会社名:株式会社クック・ビジネスラボ

代表者:代表取締役 森琢也(中小企業診断士/レゴ®シリアスプレイ®認定ファシリテーター)

事業内容:企業向けチームビルディング研修、組織開発、経営コンサルティング

サービス:レゴ®シリアスプレイ®メソッドを用いた対話型研修。新入社員研修、管理職研修、全社会議・キックオフの参加型設計、内定者フォローなどに対応

実績:三菱商事・AWS・PwCをはじめ導入100社以上、累計受講者6,000名以上。リピート率約80%

URL:https://cookbizlabo.com/

 

代表プロフィール 森琢也(もり・たくや)。中小企業診断士/レゴ®シリアスプレイ®認定ファシリテーター。トヨタ系大手自動車部品メーカー(デンソー)で約10年、経営企画・事業企画に従事。講師歴15年以上、累計100社以上・6,000名超の研修を担当。

 

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企業情報
株式会社クック・ビジネスラボ
住所東京都世田谷区三軒茶屋1-10-19
代表者-
上場-
資本金-
設立-
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