エンタメ業界に新風!ホリプロが「働き方改革加速宣言」に賛同、舞台制作の現場に起こる変化とは
エンタメ業界のリーディングカンパニーであるホリプロが、この度「働き方改革加速宣言」に賛同しました。これはエンタメ・芸能業界では初めてのことで、特に労働時間管理が難しいとされてきた舞台制作の現場に、新たな働き方の波が押し寄せています。株式会社ワーク・ライフバランスの伴走のもと、ホリプロの公演事業本部ファクトリー部(22名)では、すでに具体的な取り組みがスタート。若手人材の定着と採用という経営課題の解決に向け、どのような変化が生まれているのでしょうか。

舞台制作現場の「働き方改革は難しい」という常識
舞台制作やイベント運営の現場は、公演スケジュールや出演者の都合により、突発的な対応が頻繁に発生します。勤務場所も稽古場、劇場、地方公演、海外出張と多岐にわたり、勤務時間も変動しやすいため、労働時間の管理が非常に難しいとされてきました。この業界特性から、「働き方改革は自社では難しい」と受け止められ、取り組みが後回しになるケースも少なくなかったと言います。 しかし、ホリプロは若手人材の定着と採用を重要な経営課題と捉え、この難題に真正面から挑むことを決意しました。
ワーク・ライフバランスが伴走!現場に合わせた支援内容
株式会社ワーク・ライフバランスは、ホリプロの公演事業本部ファクトリー部に対し、2025年10月から12月にかけて働き方改革ワークショップを提供しました。現場の事情に合わせたきめ細やかな支援が特徴です。
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月1回・2日程開催による参加率の確保 ファクトリー部は全員が同じ日時に集まるのが困難なため、月1回の研修を2日程に分けて実施。これにより、より多くの社員が参加できるよう工夫されました。
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行動表による勤務状況の共有 各自の勤務状況を可視化し、部門内で共有する仕組みを再活性化。誰がどの現場で、どれくらいの時間を使っているかを部門全体で把握できるようになりました。
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チームごとのミーティングの定着 部門全体のルールだけでなく、より実情に即したチーム単位での話し合いの場を定着させ、現場が分散していても継続的に議論が行われる体制を構築しました。
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計画的な休暇取得の試行 公演スケジュールを前提としつつ、事前に休暇を組み込む運用を試行し、計画的な休息を促しています。
議論の転換点:「一流の制作集団」とは
当初、残業時間や休暇取得が主な課題でしたが、研修と対話を重ねる中で議論は深まり、「一流の制作集団とはどのような状態か」という本質的な問いへと変化しました。働き方改革を単なる労働環境改善ではなく、作品づくりに不可欠な要素として位置づけたことが、この取り組みの大きな転換点となっています。ワーク・ライフバランスは、現場が自ら課題を設定するプロセスを重視し、上からの施策導入ではなく、内発的な変革を促しました。
推進役は女性部門長!現場から生まれる変化
この取り組みを主導したのは、公演事業本部ファクトリー部の吉永千紘部長です。同社によると、舞台制作の現場で女性が部長職を務める例は多くなく、吉永氏は育児と両立しながら部門を率いています。また同社によると、女性社員は全体の約6割を占めており、多様な人材が活躍できる環境づくりへの意識の高さが伺えます。 取り組みを通じて、ホリプロでは経営層・管理職の意識の変化、社員間コミュニケーションの活性化、そして心理的安全性の向上といったポジティブな変化が見られています。
「働き方改革加速宣言」とは?
「働き方改革加速宣言」は、労働力人口が減少する社会において、多様な人材が意欲高く成果を出せる職場を作り、企業の競争力を高めるための経営戦略です。長時間労働に依存せず、社員の健康・成長・創造性を最大限に引き出し、育児や介護などの家庭事情と両立しながら活躍できる働き方を標準とすることで、企業価値と社会価値の双方を高めることを目指しています。ホリプロは2026年7月28日にこの宣言に賛同しました。

特設ページはこちらから確認できます: https://work-life-b.co.jp/wsr-accelerate
ホリプロとワーク・ライフバランスからのメッセージ
ホリプロ・グループ・ホールディングスの池橋敬雄取締役は、エンタメ業界における働き方改革の難しさを認めつつも、ワーク・ライフバランスの伴走により変革への第一歩を踏み出せたことに感謝の意を表しています。

「制約が多いとされる舞台制作の現場で芽生えたこの変化が、『ホリプロで取り組めるのであれば当社でも』と、同業他社や同様の課題を抱える多くの企業様にとって、新たな可能性や挑戦のきっかけを感じていただける一つの事例となれば幸いです。」
また、株式会社ワーク・ライフバランスの上級シニアコンサルタントである松尾羽衣子氏は、ホリプロの今回の賛同がエンタメ業界全体の働き方をより良くしていく上で大変意義深いと述べています。

「芸能・エンタメ業界は、多くの方に夢を与える憧れの仕事である一方、公演や撮影は昼夜問わず行われ、土日に本番があることも多いため、『働き方改革が最も遅れている業界』というイメージもあります。その中、ホリプロ様が宣言に賛同されたことは、働きやすさと良い作品作りの両立を本気で進めようとする強い意思の表れだと感じています。」
エンタメ業界の未来を拓く新たな一歩
今回のホリプロの取り組みは、エンタメ業界における働き方改革の新たなモデルケースとなることでしょう。舞台制作という特殊な環境下で実現された変化は、「働き方改革は難しい」と感じる他の業界にも勇気を与えるはずです。ホリプロが切り拓く持続可能な働き方が、エンターテインメント業界全体の未来をより明るくしていくことに期待が高まります。
株式会社ワーク・ライフバランスの公式サイトはこちら: https://work-life-b.co.jp/
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