Z世代のAI活用は他世代を大きくリード
調査によると、Z世代のAI活用率は56.5%に達し、他世代平均の39.0%と比較して約1.45倍という高い数値を示しています。さらに、AIが提案した候補を購買検討に取り入れる度合いを示すAI提案受容率も、Z世代は16.3%と他世代平均の7.6%の2.1倍にのぼることが確認されました。

Z世代がAIを選ぶ主な理由としては、「店員に聞くほど知識がなくても気軽に相談できる」「友だちには言えない本音や理想を言える」「画像でイメージを見せてくれる」といった、「人ではないからこそ」の価値が挙げられています。
購入後までAIに頼るZ世代の購買行動
興味深いことに、Z世代は購入前の情報収集や比較検討だけでなく、購入後のフェーズでもAIを積極的に活用しています。具体的には、「購入後の感想・不満の伝達」「購入後の活用法・追加オプション提案」「購入後の使用方法・疑問点」「購入後の不具合対処・返品」といった項目で、他世代と比較してAIの利用率が高いことが分かりました。これは、Z世代にとってAIが、商品・サービスを「使いこなせていない自分」を隠さずに相談できる窓口として機能していることを示唆しています。

「生プロンプト」から見えたZ世代のAI活用術
今回の調査では、Z世代がAIに実際にどのような指示文(プロンプト)を送っているのか、具体的な事例が紹介されています。
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コスメ・メイク相談の例: 「私が私の1番魅力的に見えるメイクを教えて。カラコンから下地、リップなど細かいところまで合いそうな色と、実際にその色を使っている商品を教えて」 Z世代はSNSで他人の似合いパターンを見るだけでなく、AIに自分専用のイメージ画像を生成させて購買判断に活用しているようです。
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ジム入会検討の例: 「近くのジムを全部出して。費用・距離・条件を比較して。もし加入したらどっちが行かなくなるかリスクも教えて」 友人や家族には話しにくい「三日坊主する自分」をAIに予測させ、自分の弱さも計算に入れた上で相談しています。
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レンタカー×日帰りドライブの例: 「横浜→東海村→大洗→霞ヶ浦→つくば→横浜の日帰りルート組んで。あとレンタカーとカーシェアで料金・楽しさ・長距離との相性・コスパを比較して。大学生だから予算は少ない」 旅行の計画、レンタカー選び、契約サービスの比較といった複数の意思決定を、AIとの1対話でまとめて処理する傾向が見られます。
これらの事例から、Z世代はAIを「見せてくれる」想像力の外注先として、また「本音や弱さ」を預けられる相手として、さらには「複合的な意思決定を1対話で」処理できる存在として活用していることが明らかになりました。
企業に求められる「AIO(AI Optimization)」対策
このようなZ世代の「AI Assisted Shopping」(AIを使って情報収集、比較、相談などを行いながら意思決定する購買行動)に対応するため、大広と大広WEDOは企業向けAIO(AI Optimization)対策ソリューションを提供しています。AIOとは、AIがブランドや商品の意味を正しく理解し、生活者の問いに対して適切に参照・要約・回答できる状態をつくる取り組みの総称です。
このソリューションは以下の3つのステップで構成されます。
- 表層分析(AI認知診断):AI検索やChatGPT、Geminiなどでのブランド言及・引用状況を可視化します。
- 深層分析(AI理解率診断・オントロジー分析):ブランドがAIに正しく理解されているかを診断し、情報意味構造(オントロジー)の課題を特定します。
- ナレッジグラフ構築・施策実施:診断結果に基づき、自社サイトのテキスト充実、構造化データ整備、外部メディアへの情報発信などを行い、意味構造を「ナレッジグラフ」として整備。GEO(Generative Engine Optimization)やLLMO(Large Language Model Optimization)対策、AIエージェントへの実装につなげます。
今後の展望
D’Z lab.と大広WEDOは、今後もZ世代を含む各世代のAI Assisted Shoppingの実態を継続的に可視化し、企業のAIO戦略設計を支援していくとのことです。この調査結果は、企業のマーケティング戦略において、AI時代における消費者理解の重要性を示唆しています。
より詳細な情報は、以下の大広のウェブサイトで確認できます。
株式会社大広について
コミュニケーション領域の戦略立案から実行までをワンストップで提供する総合広告会社です。
株式会社大広WEDOについて
広告・プロモーション領域におけるコミュニケーション施策を企画・提案・実装する制作会社です。
大広若者研究所「D’Z lab.」について
Z世代の価値観・個性をエリア別視点から研究し、調査分析、共創型イベント、マーケティング支援などを行っています。
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