眠りの質を左右する「睡眠中の呼吸」
実は、人は横になるだけで呼吸が弱くなる体の仕組みが働いています。立っているときは胸やお腹が自由に動き、深い呼吸ができますが、横になると重力の向きが変わり、背中が寝具に押しつけられます。これにより胸の動きが小さくなり、横隔膜(呼吸に重要な筋肉)も十分に動けなくなってしまうのです。
さらに、眠ると顎の筋肉が緩み、舌が喉の方へ落ちやすくなります。これによって気道が狭まり、呼吸は一層弱まります。これは年齢や体型に関わらず、誰にでも起こりうる現象です。

呼吸が弱くなると、体は「酸素が足りない」と判断します。すると、自動的に交感神経(体を緊張・興奮させるスイッチ)が優位になり、脳は眠る準備に入れません。この状態が続くことで、「寝つけない」「夜中に何度も目が覚める」「朝起きても疲れが残る」「眠りが浅い」といった不眠の症状につながっていくと考えられています。

医学が見過ごしてきた「呼吸の深さ」
従来の睡眠クリニックでは、日中のストレスや生活習慣、寝室環境、心理的要因などが不眠の原因として重点的に見られてきました。しかし、トラタニ株式会社は、眠れない本当の理由は「睡眠中の呼吸の弱さ」にあると指摘します。ここが、従来の医学における盲点とされています。
例えば、胸がどれだけ動いているか、横隔膜がどれだけ上下しているか、寝具が胸をどれだけ押しつけているか、舌が気道をどれだけ狭めているかといった「呼吸の深さ」を測る検査は、医学にはほとんどありません。血中酸素飽和度(血液中の酸素量を示す指標)が正常であっても、呼吸の深さまでは測れないため、呼吸が浅いままでは体が常に緊張モードになってしまい、睡眠薬やカウンセリングでも改善しない人が多いとされています。
眠りの質を高めるカギは「深い呼吸」
快適な眠りには、交感神経(緊張)から副交感神経(リラックス)へのスムーズな切り替わりが不可欠です。この切り替えを促す最も効果的な方法の一つが、「睡眠中の呼吸を深くすること」であると研究されています。
呼吸が深くなると、心拍が落ち着き、筋肉が緩み、脳が休息モードに入るといった自然な流れが生まれます。つまり、眠れない原因が「呼吸の弱さ」にあるならば、眠れる体に戻すためには「呼吸を深くすること」が重要な解決策となるでしょう。

「睡眠中の呼吸環境」の未踏領域に挑むトラタニ株式会社
トラタニ株式会社は、これまで研究が進んでいなかった「睡眠中の呼吸環境」という分野に注力し、呼吸・睡眠・生理学・物理学・解剖学といった多岐にわたる学問を横断して研究を進めています。同社はアパレル3D設計で培った立体構造技術を応用し、体内環境に関する特許技術を30件以上も保有しており、人類の健康に新しい選択肢を提供することを目指しています。
詳しい情報や取り組みについては、以下の公式サイトや著書で確認できます。
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公式サイト: https://toratani-kokyu.jp/
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著書: 『すごい睡眠呼吸』(あさ出版)
もしあなたが不眠に悩んでいるなら、この「睡眠中の呼吸の弱さ」という新しい視点から、自身の睡眠を見つめ直してみてはいかがでしょうか。
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