携帯トイレ「ぽけっトイレ」を製造・販売するコケナワホールディングス株式会社(本社:愛知県名古屋市)が、家庭での「トイレの備え」をテーマにした読みものを公開しました。きっかけは防災庁発足の記者発表です。同社は記者発表に心を打たれ、毎日の暮らしを守る家庭にこそトイレの備えを知ってほしいと考えたといいます。読みものでは、必要な回数の数え方から、においを防ぐ袋の選び方までを紹介しています。

防災庁が初日に呼びかけた「携帯トイレ」の備蓄
2026年11月2日、国に新しい役所「防災庁」が発足しました。発足初日には全国民に向けて「緊急要請」が出されました。内容は、水や食料、携帯トイレを少なくとも3日分、できれば1週間分備えてほしいというものです。読みものでは、国がトイレを名指ししたのは、災害時に真っ先に困りはじめるのがトイレだからだと説明しています。
ただし、備えは進んでいません。内閣府の調査によると、携帯トイレ・簡易トイレを3日分以上備えている人は27.2%にとどまります。飲み水の備蓄率69.8%と比べると半分にも届きません。防災担当大臣が自ら周知を呼びかけるほど重要な課題であるにもかかわらず、長年十分に対策が進んでいないのが現状です。
必要な回数は「1人1日、5回」で計算
必要な量の目安は「1人1日、5回」です。家族の人数と日数をかけ算すれば、わが家に必要な回数がわかります。
- 1人:3日分15回/1週間分35回
- 2人:3日分30回/1週間分70回
- 3人:3日分45回/1週間分105回
- 4人:3日分60回/1週間分140回
- 5人:3日分75回/1週間分175回

水や食べ物より先に、トイレで困る現実
能登半島地震のあとに能登町で行われた日本トイレ研究所の調査(2025年11月)では、地震から3時間以内にトイレに行きたくなった人が54.7%、6時間以内では88.3%にのぼりました。トイレを我慢した人は65.6%、水分を控えた人は55.9%で、そのせいで体調を崩した人も29.4%いました。
読みものでは、地震のあとは水が出てもすぐに流さないよう注意を促しています。排水管が壊れていると、流した水があふれたり、下の階へ逆流したりすることがあるためです。まずは便座に携帯トイレをセットするのが正解だとしています。
ごみ収集が止まり、使用済みの袋が家に残る
災害時はごみの収集も止まります。能登半島地震では、使用済みの携帯トイレなどの回収が始まるまで「8日以上」かかったという回答が6割を超えました。その間、使い終わった携帯トイレを何日も家の中やベランダに置いておくことになります。家族4人なら、1日で20回分です。
携帯トイレのパッケージには「消臭袋」「処理袋」「汚物袋」など、さまざまな名前の袋が記載されています。しかし、名前だけではにおいを通さない袋かどうかはわかりません。一般的なポリ袋(ポリエチレン)は、においの成分を少しずつ通してしまう素材です。口をきつくしばっても、時間がたつと外までにおってくることがあります。読みものでは、「安いから」「消臭って書いてあるから」という理由だけで選ぶのはやめようと呼びかけ、店頭でのチェックポイントとして次の5つを挙げています。
- 「防臭」と書いてあるか、その根拠(袋の素材や試験の結果)が書いてあるか
- 何回分使えるか(家族の人数×5回×日数を満たすか)
- 固める薬剤に、脱臭の成分が入っているか
- 手をきれいにできる除菌シートや除菌水がついているか
- バッグに入る大きさか(外出先での災害にも備えられるか)

手のひらサイズに防臭袋を備えた「ぽけっトイレ」
同社の「ぽけっトイレ」の一番の特長は、手のひらサイズでありながら、においを通しにくい防臭袋が入っていることです。主な仕様は以下のとおりです。
- 防臭袋:においを通しにくいポリエステル系のフィルム。フィルムメーカーの試験で、1カ月以上においが漏れないことを確認
- 二重でブロック:ヤシ殻活性炭入りの凝固・脱臭剤で固めてから、防臭袋でしばる
- 1袋で小なら3回、大なら1回(約1,000cc)。除菌水つき(アルコールフリー)
- 約23gの手のひらサイズ。使用期限なし・日本製
ポケットにも入る大きさのため、同社は家に置く分とは別に、普段使いのバッグに1つ入れておくことを勧めています。最初に店頭に並べたのはハンズで、そこから取扱店が広がりました。現在はファミリーマートやセブン-イレブン、スギ薬局・マツモトキヨシ・サンドラッグをはじめとする全国のドラッグストアなど、約3万5,000店舗で購入できます。ハンズ 防災部門 売れ筋ランキング第1位、累計販売数150万個、第6回防災グッズ大賞 衛生用品部門 優秀賞という実績もあります。希望小売価格(税込)は、1個440円、20個入りBOXが8,800円です。

診断とゲームで、わが家の備えを確認
同社は、家庭の備えを確かめる「わが家のBKY診断」も用意しています。「BKY」は「防災危険予知」の略です。工場や工事現場で作業前に「どこに危険がひそんでいるか」を話し合う「危険予知(KY)」の考え方を、家庭の防災に取り入れました。10問に答えると、わが家の備えが100点満点で何点か、そして「断水したら、わが家のトイレはあと何時間もつか」がわかります。結果は「#BKY診断」でのシェアを呼びかけています。あわせて、ゲーム「そなえタウン」も開発中です。町を守るシミュレーションに加え、自宅の備蓄用品を登録すると、水・食料・トイレがあと何日分あるかをグラフで確認し、不足分を買い足せる機能を開発しており、メールでの事前登録を受け付けています。
読みものの最後では、今日からできることとして3つを紹介しています。1つ目は「数える」で、家族の人数×5回×日数を計算し、まずは3日分、できれば1週間分を目指します。2つ目は「袋をチェックする」で、家にある携帯トイレの袋が「防臭」か、その根拠が書かれているかを確認します。3つ目は「一度、練習してみる」で、便座にかぶせる、固める、袋でしばるという手順を家族で一度やっておけば、いざというときにあわてずに済むとしています。同社は、備えは一度にそろえなくてもよく、普段の買い物のついでに少しずつ進め、その最初のひとつにトイレを選んでほしいと伝えています。
出典:コケナワホールディングス
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