日本のフィットネスサプリ市場が活況!2035年には現在の約2倍に成長予測
日本のフィットネスサプリメント市場が、今後大きく成長する見込みです。株式会社マーケットリサーチセンターが発表した調査資料「フィットネスサプリメントの日本市場(2026年-2035年)」によると、この市場は2025年の18.6億米ドル(約1,860億円)から、2035年には年平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate、一定期間における平均的な成長率)6.5%で拡大し、34.9億米ドル(約3,490億円)に達すると予測されています。
この力強い成長を支える主な要因は、国民の健康意識の高まり、ジムやフィットネス活動への参加者の増加、そして若年層を中心としたプロテイン需要の拡大です。さらに、植物由来サプリメントへの関心や、予防医療、高齢者のウェルネス(心身の健康)ニーズも市場を後押ししています。
「ジムやフィットネス活動への参加者の増加」は、具体的な数値目標からもその勢いがうかがえます。

筋肥大だけじゃない!多様化するフィットネスサプリの用途と消費者層
フィットネスサプリメントの役割は、もはや「筋肥大」や「競技力向上」だけにとどまりません。現在の市場では、免疫機能の維持、関節の健康サポート、体重管理、一般的な栄養補給、運動後の回復、さらには日々の健康維持といった幅広い用途に広がっています。
これにより、サプリメントの対象となる消費者層も大きく拡大しています。プロのスポーツ選手だけでなく、日常的にジムに通う人、健康志向の一般消費者、そして筋力低下や関節機能の維持に関心を持つ高齢者まで、多岐にわたる人々がフィットネスサプリメントを利用しています。特に、高齢者層においては「運動+栄養」の組み合わせによる健康維持ニーズが高まっており、今後も重要な消費者層となる可能性が高いと考えられます。
製品タイプも多様化しており、携帯性や摂取量の管理がしやすい「カプセル/錠剤」が歴史的に最大のシェアを占めています。一方で、プロテインやアミノ酸など一度に多くの量を摂取したい場合には「粉末」が適しており、運動後の栄養補給や食事代替として利用されています。また、すぐに飲める「Ready-to-Drink(RTD)」や「バー」「ゲル/ショット」といった、即時性や携帯性を重視した形態も市場を構成しています。
注目のトレンド:植物由来プロテインとオンライン購入が鍵
市場のトレンドとして特に注目されるのは、「植物由来プロテイン」の需要拡大です。健康志向だけでなく、食生活の多様化や自然由来成分への関心が高まっていることを背景に、大豆だけでなく、エンドウ豆、米、ヘンプなどを原料とする植物性プロテインが人気を集めています。今後は、単一原料だけでなく、アミノ酸組成や飲みやすさを改善するために複数の植物原料を組み合わせた製品が重要になると考えられます。
また、サプリメントの購入方法にも変化が見られます。これまでは専門のフィットネス・ウェルネス店舗が主な流通チャネルでしたが、今後はオンラインチャネルの重要性がさらに高まると予測されています。D2C(Direct to Consumer、メーカーが消費者に直接販売する形態)やEC(E-commerce、電子商取引)では、ニッチな商品や海外ブランドが展開しやすく、利用者レビューや目的別の検索機能も購買を後押しします。特に、継続的な摂取が推奨されるサプリメントでは、サブスクリプション(定期購入)モデルとの相性が良いとされています。
さらに、消費者のニーズに合わせて製品を細分化し、個々の目標に合う商品を選びやすくする「パーソナライズ化」も成長テーマとして挙げられています。簡便な製品形態への需要も強く、日常生活に組み込みやすいカプセル、パウダー、RTD、1回分包装などが好まれる傾向にあります。
市場を牽引する主要企業と今後の展望
日本のフィットネスサプリメント市場には、Nestlé(ネスレ)、NUREX、Amway(アムウェイ)、DHCといった主要企業が存在します。これらの企業は、品質、機能性、科学的根拠、価格、流通力といった面で競争を繰り広げています。例えば、ネスレは健康科学部門を通じて、プロテインや食事代替品を展開し、アムウェイはNutrilite(ニュートリライト)ブランドで幅広い健康・ウェルネス需要に対応しています。
日本のフィットネスサプリメント市場は、従来の競技者向けのパフォーマンス補助市場から、若年層のフィットネス、高齢者の健康維持、一般消費者の予防ウェルネスまでを含む広範な栄養・フィットネス市場へと発展していくと考えられます。
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本記事で紹介した市場調査レポートの詳細は、以下の株式会社マーケットリサーチセンターのウェブサイトで確認できます。

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