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「人の気配」をBGMに? Z世代が共感する新しいセルフケア「環境調律型、セルフ・チューニング」とは

新しいセルフケア「環境調律型、セルフ・チューニング」

QO株式会社が着目したのは、高まる「孤独感」と、SNSなどによる「情報疲労・アテンション疲労」が同時に進行している現代の生活者動向です。

野村総合研究所の調査では、全体の4割以上が日常で孤独を感じ、特に40〜50代の中高年で増加傾向にあることが示されています。また、オトバンクの調査では、正社員の43.3%がリモートワーク中に孤独感を経験しているとのことです。その一方で、モバイル社会研究所のデータでは、SNS利用者の6〜7割が情報疲労を感じ、SHIBUYA109 lab.のレポートでは、若者世代がSNSのアテンション(注目)にストレスを感じていることが明らかになっています。

こうした状況から、生活者は「孤独の回避」と「つながり疲れの回避」という板挟みの中でジレンマを抱えていると分析されています。

そこでQOプランナーが提案するのが、「環境調律型、セルフ・チューニング」という新しいセルフケアの概念です。これは、周囲の「人の気配や空気感」をまるでBGMのように活用し、自分の心と行動を自然に整えるという考え方です。

「QOプランナーの見立て」と題されたプレゼンテーションスライド

Z世代が共感する「ただつながる」心地よさ

この「環境調律型、セルフ・チューニング」という見立てに対し、QO株式会社が実施した検証調査では、全体の共感度は40%でしたが、Z世代(15〜30歳)では53.1%と特に高い共感度を示しました。

Z世代、Y世代、X世代の共感度、時代向き、新奇性、魅力度に関するスコア比較表

自由回答からは、「話すことはないが一人じゃないという点がとても興味深い」「部屋の掃除や料理をしながら友達と通話をしたりしているので共感できた」といった声が寄せられています。これは、密なコミュニケーションを求めず、ただ誰かの存在を感じることで安心感を得たいという、現代の若者世代のニーズを反映していると言えるでしょう。

24歳女性と25歳女性の自由回答コメント

実際に、言葉を交わさずにお互いの存在を感じ合う「位置シェアラー」や、他人の作業風景を流して一緒に勉強している感覚を味わう「Study with me」といった行動やコンテンツがすでに広がりを見せています。これらは、「ただつながっているだけ・見ているだけ」という、新しい形の共存を示していると言えるでしょう。

QOプランナーは、「生活者は、人の気配を借りて『自分が機嫌よく過ごすための環境』を自律的に整えようとしています。この『環境調律型、セルフ・チューニング』という視点こそが、これからの心地よい生活環境やセルフケアを提案する鍵になると考えられます」とコメントしています。

詳しく知るには

このレポートは、主にマーケティングの戦略立案に関わる方々を対象に、世の中のトレンドや生活者インサイト(消費者の深層心理)をQOのプランナー独自の「見立て」で解説し、マーケティング活動のヒントを提供しています。

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「MITATE Insight Lens」は、世の中のトレンドやインサイトを読み解き、マーケティング活動に新たな生活者価値視点を提供するサービスです

出典元

1 出典:株式会社野村総合研究所、2025年『今こそ企業が向き合うべき「孤独・孤立」2 出典:株式会社オトバンク、audiobook.jp法人版、2026年『約4割が孤独感を経験。リモートワーク時代に人事が向き合うべき“心理的なつながり”3 出典:株式会社NTTドコモ、モバイル社会研究所、2026年『SNSの「情報の多さ」により、利用頻度にかかわらず6~7割が疲れを実感4 出典:株式会社SHIBUYA109エンタテイメント、SHIBUYA109 lab.、2026年『Z世代のアテンション・デトックスに関する調査5 出典:株式会社博報堂、株式会社 SIGNING、HAKUHODO HUMANOMICS STUDIO、2024年『Z世代から拡がる新しい「親密さ」とは!?位置情報共有がもたらす、新しいつながり「シン密圏」6 出典:株式会社 やる気スイッチグループ、やる気ラボ、2020年『Study with me/作業用動画で勉強の集中力を高めよう!

QO株式会社について

QO株式会社は、人と社会のために問いを探究する、リサーチとプランニングの会社です。博報堂のストラテジックプランニングの知見と、マクロミルのデータアセットおよびリサーチケーパビリティを掛け合わせたJV企業として、マーケティング機会の発見から施策実行まで一連のマーケティング活動をサポートしています。

URL:https://www.q4one.co.jp/

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